■交渉を試みる
先週の土曜日の話ですが
町会長から話をしたいとの
依頼を受けお会いしました
町会長はうちの町会の氏子
(いわば天神祭の世話役)の総代も
やっており祭の関係の相談でした
祭の関係で自主的に立ち上げた
神輿の「担ぐ会」という組織があり
その会長がこの度辞意を表明したので
その後を継いでくれないか
ということでした
全く寝耳に水な話でしたが
町会長曰く
担ぐ会の中で会長ではないものの
影のリーダー的な立場のNさんが
私の名前を後継者として挙げたらしい
そこで一度「考えます」と町会長に伝え
翌日にNさんと会うことにしました
そうしてNさんと町内の
お好み焼き屋で会議を行いました
Nさん自身は仕事の都合で
会長にはなれないということで
他に誰かおらんかーと
話していたところ
私より年配のKさんのことが
頭に浮かびました
「Kさんはどない?」
「今ここに来れるか聞いてみます」
Kさんは在宅しており
程なくしてやってきました
Kさんに会長やってもらえませんか?
と言ってみたところ
自分はあまり地域で大した役を
やっていないので知名度が低い
一方浦山さんはPTA会長もやって
地域での知名度もあるし
その方が良いのでは…との意見でした
これに対して私はこう返しました
「Kさんも会長を引き受ければ
勝手に知名度は上がるしそれは
気にする必要はないです
それよりも担ぐ会の会長に
なる人は会員がこの会長を
支えたいと思うかどうか
Kさんはそう思わせるタイプなので
問題ないですよ」
するとKさんは会長を引き受けることを
快諾して頂けました
自分のところに来そうになった役を
他の人にお願いして引き受けてもらえる
これはかなり嬉しいことでした
言う前から「どうせ声かけても無理やろ….」と
勝手に諦めるのではなくひとまず声を掛けて
交渉を試みるという姿勢は非常に大事です
その人の気持ちの中は
他人が覗くことはできないので
その人にまずは直接話して聞いてみなければ
ひょっとしてうまくいく話も潰れてしまうかも
しれないからです