初対面の人と話をするのが苦手
そういう人っていますよね
何を隠そう私もそうでした

子どもの頃
人前で喋るのが好きではなかった私は
特に初対面の人の前だと
何を話して良いか分からなくて
困ったものでした

今となっては全く考え方が変わり
初対面での会話も全然苦ではありません
人も変われば変わるものです

自分なりに何でこんなに変わったのか考えてみたところ
会話とはどうあるべきかという点について
意識が変わったのが原因と分かりました

以前人と話すのが苦手と自覚していた時は
会話をする際には相手が
喜んだり楽しんだりすることを言うべきで
そんなことは顔見知りの人ならまだしも
初対面の人にするのは自分にはとても無理
そう考えてあまり積極的に初対面の人と
話すような場には行かなかったのです

つまりこの時期
会話においては自分が喋りでリードできる人
つまり相手よりも良く喋る人が
話が上手い人だと思っていたのです

そんな私の中でパラダイム・シフトが
起こったのは社会人になってしばらくした頃
まだ定年を迎える前の私の父と
仕事について話をしていた時です

父は日産自動車の営業をしており
実績を残してそれなりの出世をしていました

父はどちらかというと寡黙で
あまり自分から他人に話すタイプではなく
それは家の中でも同様でした

一方私は営業という仕事が
喋りが上手くないと務まらないと
思っていました
(なので自分には絶対無理だとも)

そこで仕事の話をしていた時に尋ねたのです
なんでそんなに喋るタイプでもないのに
営業をずーっと続けてこられたのかと

すると父が言いました
営業は喋る仕事ではなく
聞く仕事なのだ

お客さんの話を良く聞いて
何を欲しがっているのかを
把握できるのが良い営業マンなんだ

これには目からウロコが落ちる思いでした

このロジックを考えると
どういう人が本当に話し上手か
分かりました

つまり
自分がどう喋るかより
相手が話したいことを把握して
それをより話させることができる人
それが話し上手であり
相手からすれば話の上手い人となる訳です

究極的に言えば自分が自分のことを全く話さなくても
相手が話したいことを気持ち良く話していて
それをこちらか聞き続けられるのであれば
雰囲気の良い会話が成り立つ
ということです

実際にはぼーっと相手の話を聞いているだけでは
会話は成り立たず
相手が話したいことをもっと話したくなる
会話術というものが存在しますが
それについては又今度お伝えしましょう

---お知らせ---
本業の仕事だけでは何か物足りないあなた
あなたの人生を変えるポータルサイトです