バッテリーが過充電で壊れやすい仕様だったらしく、市場では不具合の情報が多数上がっていた。
おそらく、わが研究所のWall-eも同じ症状だろうと、想像していた。
なんとかバッテリーに活入れして、復活ができないものかといろいろ手を尽くしてみたが、結局ダメ。
この夏、ついに交換用のバッテリーを入手した。
標準品は、7.2V 1000mAhのNiMHパックだが、今回購入したバッテリー・パックは、2000mAhとなっている。

容量が2倍。すなわち、およそ2倍の運転時間を可能にするわけだ。

――もとの運転時間を知らないが。
まあいい。
届いたのは、こんな奴。

一人住まいのアパートに配達されても、受け取り用がないので、ナポリで勤務している工場を届け先にした。
すると、差出人が部品メーカーなもんだから、製造現場で使用するパーツだと思われて、受取人を探して郵便係が右往左往したらしい。
届いてよかった。

このパック、端子剥き出しで、リード線もコネクターも付属していない。
そのままでは使えないのだが、なんのその。
使えなくなったバッテリー・パックから、リード線&コネクターを切り外しておいたので、それをつないで早速充電。
かなり電池残量があったらしく、30分ほどで充電完了。

どきどきしながら、Wall-eに組み込んで、スイッチ投入してみると――。
オオーッ! 見事に、動くじゃありませんか。当たり前といえば、当たり前。
落札価格+送料etc.で、たぶん8万円近くぶち込んだ品物だったので、完全復活した意義はデカい!
我勝てり!!



自動走行モードで、部屋を勝手にうろつく姿などは、後日動画を撮ってネットに晒したい。
久々、嬉しい成果が出たぜい。