■ヒトは同じことを繰り返す
ヒトの性格は変わりません。
そしてその性格からくる行動は、やはり変わりません。
例えば学校でも職場でもよく遅刻するヒト、時間ギリのヒトは、いつも時間ギリです。
待ち合わせでも、決まりの時間でも、制約のある時間でも、いつもギリギリまで引っ張るかタイムオーバーです。
たとえば職場でよく遅刻をするヒトは、就業時間が変わってもやっぱり遅刻します。
飲む会で遅れてくる人は、いつも遅れてきます。
ホラを吹くヒトはずっとほらを吹いていますし、盗みグセのあるヒトは、捕まってとがめられてもやはり盗んでしまいます。
犯罪者の前科が大いに参考にされるのは、性格が起こす行動は変わらないからです。
ヒトの行動はそのヒトの資質を大きく司るひとつ性格から来ますから、性格=行動の源と言えるでしょう。
■性格が変わらないから安心してつき合える
性格がもたらす行動で失敗した人は、同じことを繰り返さないよう学習する、また犯罪なら更生させられるはずです。
「あの事以来、性格が変わってね」なんてあり得ません。
短期間のちょっとした変化はあるかもしれませんが、長くは続かないでしょう。
でもよく周りの人を見ながら考えてみて下さい。
決して決めつけるという意味でなく、
「あの人はあんな人」「この友達はこんな人」
なんて、自分の物差しとはいえ、自分と接触するヒトのことを決めていませんか?
でもだから、こんな友達こんなつき合い方、ここまでの話ならと、ある意味その相手に対する安心感がもてませんか?
ヒトの性格は変わりません、でもそれだから人付き合いがやり易いのでしょう。
性格をあえて変えようなどと思わず、また善悪ではなく、性格はそのヒトの個性として受け止めましょう。