■初対面の緊張感はやはり動物の本能
人付き合いが苦手、人見知り、ひとりが好きなんて人はあながち「自分がどう見られるのか」を気にする人が多いものです。
ヒトは自分のことで精いっぱい、そんなにあなたのことなんてみていません。
ヒトとヒトが初めて会う時は誰しも同じ、まず間違いないのは会う前から気が合う・相性がいいなんて人はいないでしょう。
まだ会っていないのですから当然なんですが。
基本的にヒトを含む動物の場合、初めて会う相手は「仲間」ではなく外的なわけです。
そこにはどんな相手なのかを見極めるため、緊張感とある意味防衛・攻撃本能が芽生えます。
とくにヒトの場合、相手の表情からも相性を読み取ります。
よく第一印象や直感などと言われますが、要するに動物の感が機能しているんですね。
■第一印象が正解なのは動物の感が優れているから
いろんなモノを選ぶとき、直感でこれいいなと思うことがありますよね。その後も色々と物色するわけですが、結局はじめにいいなと思ったモノにたどり着く事がありませんか?
また、第2第3の候補を選んだ時も後々「やっぱりあれが良かった」なんてことありませんか?
モノに限らずヒトにあった瞬間からビビッときた、なんだか波長が合う、安心できるヒトいませんか?
恋愛に限らずヒトと初めて接した時に感じる第一印象こそ、あらゆる外敵から身を守るための仲間の獲得、つまり安心感=出会いの満足感を得られる自然界のひとつであるヒトとしての野生=自然の本能なんですね。
本来ヒトにはそんな本能が備わっているんですが、社会生活の中でさまざまに制約を受け洗脳されてわからなくなっているんです。
■笑顔に勝る武器はない
さてヒトと会うのが苦手なヒト、営業職なのに初対面の接触が苦手なヒトに実践して欲しいのは「笑顔」です。
ヒトは笑顔を見るとほっと安心するものです。安心できれば後の会話もスムーズ、コミュニケーションもバッチリです。
相手の笑顔を勝ち取るには、まずは自分が心を開き笑顔になること。
その為には笑顔になる為の会話が必要ですよね。
まずは共有できる話題を探しましょう。
時事のニュース、時節の話題や今日の天気、個人宅を訪ねるなら玄関先の緑や花をネタにするのもいいでしょう。
そしてまずは自ら笑顔、話の共通項が見つかれば相手も話に興味を持つでしょう。
さらに相手から笑顔が返ってくれば、すでに心の扉は開いています。
笑顔になると歯が見えますよね。
コミュニケーションの第一歩は笑顔から、個人間でも営業でも同じです。
まずは相手の白い歯をめざしましょう。