おおばここばこ-ユメルくん


景気が悪化の一途をたどり

財産の差し押さえを受ける人が急増中。


私のまわりにも たくさんいる。


「財産」 といっても貧しい人には

金融機関の預金口座くらいしかない。

それを封鎖されたら、かなり厳しい。


特に、給料が振り込まれている

口座を 押さえられたら 大変だ。


法律上、給料の4分の3は

差し押さえできないことになっているが、

(民事執行法第152条)


いったん給与が預金口座に振り込まれると、

その全額 差し押さえることは可能なのだ。


このことは、裁判所も認めている。


差し押さえたのは、給与債権ではなく

預金債権であるから。という理屈だ。


裁判所の担当者は


たとえ差し押さえられても

「口座には給料も入っているから

その分は差し押さえしないでくれ」

と申し立てすれば いいですよ。

(民事執行法第153条)


と言っているが、


一般人には難儀な手続きだし、

申し立てが認められるまでずっと

口座から引き落としできない。


そうなると もう 生きていけない。