『火天の城』 という映画がまもなく公開される。
主人公は 岡部又右衛門以言。
安土城を築城した大工の棟梁だ。
実は 札幌で開かれる試写会に
申し込んだんだけど 何の音沙汰もない。
地味な題材なのに外れるとはなぁ・・・
まぁ、公開されてから見るとするか。
畳刺しの天下一・石見新四郎が書院広間の畳を、
障壁画は狩野派の棟梁・狩野永徳が、
石垣は滋賀県坂本村の穴太衆が受け持った。
まさに、安土山は大工や左官、絵師など一流が
惜しみなく腕を競う一大展示場のようでもあったろう。
- 緒方英樹 著 / 『人物で知る 日本の国土史』
天下一を自負する職人たちの技術の結晶。
築城するのに要した費用はいかほどであったか。
職人の地位や技術の向上にどれだけ貢献したか。
後世に与えた影響は計り知れないものがある。