東関親方(元関脇高見山)

日本相撲協会を定年退職。


実は私


小学生のとき相撲部に入ってました。


釧路で大相撲の巡業があったとき

「ちびっ子相撲」 に参加させられて

観客の笑い者になりました (´□`。)


当時は 若貴兄弟が十両にいて

人気が 急上昇していたころで


2人のサインを求める人が

花道にあふれていましたが


私は競争率が高くない人から

確実にサインを手に入れようと

館内をウロウロしていました。


そのとき、目に入ったのが

2階のひとけのないところで

警備をしていた東関親方。


私はヒタヒタと忍び寄って

サイン用紙を差し出しました。


すると あのしゃがれ声で

「力士に頼め!」

と一喝されたのです。


まだ小さい私にはショックでした。

"2ば~い、2ば~い" の人から

冷たくあしらわれるなんて・・・


でも、ハッと気付いたのです。


あくまでも主役は現役力士たちで

自分は裏方に徹しなければならない。

決して主役より目立ってはいけない。


だから怒ったんだなぁと。


小6にして "裏方の美学" に目覚めた私。


それからというものの どこに行っても

気になるのは 裏方さんのことばかり。


自分の性格まで裏方向きになりました。