群馬県の老人施設の火災で

すっかりイメージが悪くなったけど


「たまゆら」


は、本来 素敵な言葉である


たまゆらを漢字で書くと 「玉響」


玉が触れ合って一瞬音を立てるところから

「しばし」 「かすか」 の意味に用いられた。


と、辞書には書いてありますが

玉は 「魂」 とみた方が趣がある


自分の魂がゆらゆら揺らいで

相手の魂と触れ合う瞬間・・・


玉響に昨日の夕べ見しものを

今日の朝に恋ふべきものか


-柿本人麻呂 『万葉集』 巻十一 二三九一


目覚めたら 恋に落ちた自分がいた。らしい