家庭科がおわらない | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

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こんにちはー、ひょろです。


とりあえず、現国の課題を旅行に絡めて書いてみました。

なんか同じネタばかり使ってる気もしますが。


なんか、問題の意味をわかってない気もするけど・・・。


「誤解釈の余地のある問題を出した出題者が悪いのだ!」


ホントだよねー。ノシ


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5824 ****です。


「「である」ことと「する」こと」について


400字から800字



僕は僕であるために(他人との差別化を図るために)

僕たろうと、日々努力しなくてはならない、らしい。



僕はこの夏、開成の友達と四国に一週間の旅行に行った。


宿の予約や、食事、電車の乗り継ぎやなんか、全て

自分達で計画した。

(実は、僕はほとんど見てるだけだったりするのだけれど)


話し合いの結果、四国は四県ともまわることになった。




四国のどこに行くのか?と質問されると、


全部。一周してくるんです。



なんとなく、誇らしい気持ちになった。




一週間分の荷物が入った重たいかばんをもって、

毎日、宿をかえる。


はっきりいって、あまり賢いプランとはいえない。


旅行で最も楽しかった、のか?ことは、

ホエールウォッチングでクジラとイルカに会ったことと

金毘羅神宮の奥社に登ったことだ。


透き通る海と空、心地よい風。


海の生き物達が雄大に泳ぎ回るのを見るのは、

爽快だった。


金毘羅神宮、金毘羅さんの奥社は、

700段の階段と坂を登って行った先にある。


登る前は、丘みたいなもんだ、と話していたけれど

金毘羅さん、なかなか登り甲斐のある丘だ。


登っている途中で気分が悪くなったけれど、

隣に友達がいる手前、見栄があって休憩しようとは言えない。



石段を登りきり、鮮やかに彩色された奥社を見上げたとき

疲れのためだろうか、もうこれ以上登らなくていいからだろうか、


胸がすっとして、なんていうのかな?厳かな気持ち、になった。



僕は、中3の夏から、アイデンティティってなんだろう?という

ことをぼんやりと考え続けている。


「アイデンティティーの古典的模索」


『海辺のカフカ』での大島さんの言葉は、田村カフカ少年を通して

僕の胸に突き刺さった。魚の骨みたいに。


(僕はわりと村上春樹に傾倒してます。そういうお年頃なんです。)


カフカ少年が四国に向かったように、僕もまた、四国を目指した。


アイデンティティー?僕は、誰なんだろう?

どういう人間なんだろう?



『魔女の宅急便』で、キキは箒で飛べなくなる。

彼女は飛び方がわからなくなってしまう。


僕は、自分自身がどんな人間なのか、わからずに、

もう16年間も(9月で17年になりますね。)僕をやっている。


まだ、僕には僕が誰なのか、わからない。


だから、僕であるために、もうしばらく僕を僕化?し続けようと思います。



「魔女の血で飛ぶんだって。」




四国の大自然と猛暑と、責任感(自由の裏にはいつもある)、

そしてうどんに揉まれて、


僕は少し、僕に近づくことができたように思う。


おしまい。



400字はいったと思います。

とどいてなかったらごめんなさい。


お疲れ様でした。