先日のサッカー、日本対フランス戦のあった夜、
夜食を食べながらスポーツニュースを見ていた。
ブラジル戦の日は早く帰ってこようと息子がポツリ。
昨夜はそのブラジル戦。息子は帰ってこない。
試合内容は惨憺たるもの。気持ちが落ち込む。
息子と一緒に観ていなくて良かったかもしれない。
直後、ボロ負けだなと息子にメールを打ってみた。
しばらくして、友人A宅で見てたと返信。
親と観るより、仲間と観てた方が楽しいに決まっている。
しばらくして、息子からメール。
自転車置いてバスで帰ってきたから、歩いて帰んなくちゃ。
暗に迎えに来てくれないかと言っているのだろう。
友人A宅は歩いても10分とかからない。
気付かないふりで、車に気をつけてなと返信。
妻に息子とのやり取りを話す。
それでいいんじゃないと無関心そう。
迎えに来て欲しければ直接言うでしょと。
息子を待ちながら録画してあったドラマを視る。
宮部みゆき原作のパーフェクトブルー。
原作とは関係ない一話完結の物語の中に
本筋の物語を散りばめていく構成のようだ。
今回のストーリーは茶髪の非行中学生が
父親殺しや動物虐殺の疑いをかけられるというもの。
そして実際の犯人は別にいるという陳腐なストーリー。
創作の世界でだって、やはり見た目が問題となる。
非行行為があるから、動物を殺してもおかしくない。
非行行為があるから、父親を殺してもおかしくない。
世間の目はそういうのもんなんだよ、息子よ。
結果、動物虐殺の犯人は大手企業のエリートを父親に持つ、
優秀な中学生が親からのプレッシャーに負けてという落ち。
勉強しなさいという親からプレッシャー。
その期待に応えられない自分への苛立ち。
どこにもやり場のない、抑圧された感情。
息子だけではなく、多くの非行少年に共通するものがそこにあると思う。
昨夜の帰宅は0時少し前。
妻もまだ起きて待っていた。
部屋に入るなり、妻にまだ起きてたんだと一言。
待っていたことが嬉しいのか、あるいはウザいのか、
その無表情からは読み取れない。
仲間に送ってもらったと息子。
どうやって? 原チャリ、いや中型、慌てて言い直す。
メットは? えっ、被ってたよ。
玄関を入ってきた時にはいつもの帽子を被っていた。
取り繕うその様子から、原チャリの二けつで帰ってきたことが窺える。
今は中型で送ってもらったのかもしれないけど、
道交法は厳しくなってきてるから、補導だけじゃ済まなくなるぞ。
それだけは気をつけてなと息子に伝える。
息子は無言で温め直した夜食を食べていた。
嫌な匂いは消えないがそれ以上の深追いはしないでおく。
食後、息子が先ほどのメールに対して、
遠回しに迎えに来てって言ったつもりだったんだけどと薄笑い。
止せばいいのに妻が横から言う。
気付いてたよ、迎えに来てほしいなら素直にいいなさいと。
近いから無理だろうと思ったけど、試しにメールしてみたと息子。
素直に頼めば、行ける時には行ってやるよと息子に伝えた。
今日も学校への動きはなかった。
拾い上げていた定期はやはり遊びの移動のためだったのか?
妻が気付いた息子のLINEにはバスの中の友達の写真。
コメントには ひまひまひまひまひまひまひま。
そんなに暇なら学校へ行けばいいのに…。