金曜日、この日は妻に付きあって7時頃に出勤。

息子には朝の儀式は免除した。

妻の車を娘に譲ったため、我が家には今1台しか車がない。

田舎なのでちょうどいいバスがあるとも限らない。

なので他の路線のバス停まで送っていく必要がある。


娘には免許を取ったら車を買ってやる予定でいた。

しかし息子の件で今期の計画は大きく変更せざるを得なくなった。

我が家には補正予算を組むようなゆとりはない。

結果、娘に車を買ってやる計画もご破算だ。

娘も状況は理解している。 渋ることなく妻の車で納得してくれた。


妻は某団体職員なので選挙絡みの仕事がある。

この日はウグイス嬢。

私を職場に降ろすと嫌だ嫌だと言いながら車を走らせていった。

帰りも20時頃になる予定。

帰宅の足がないので、私もそれまで残業するしかない。


夕方、17時半頃、妻からメール。

予定より早く終わったとのこと。

これで無理矢理に残業する必要はなくなった。


妻に迎えに来てもらい、19時少し前に帰宅。

遅くなる予定だったので妻は弁当を買ってきていた。

その時に息子に夕飯がいるかどうかLINEで確認したらしい。

息子からの返事は友人B宅に泊まるというものだったとのこと。


翌土曜日、午前中は布団の中でウダウダと過ごす。

12時少し前に朝食を兼ねた昼食。

食事を終え、自室で1時間ほど仕事。


車検シールを受け取りに行くため、階下へ下りる。

時間は14時少し前。 息子がいつの間にか帰宅し、ラーメンを食べていた。

帰ってたのか、ちょっと出かけてくると声をかける。

何時頃に戻ってくる? と息子。

車屋に行ってくるだけだからそんなには時間はかからないと返答。

どうやら夕方、友人Cのバイト先まで送ってほしいらしい。


用事を済ませ、1時間半ほどで自宅に戻る。

息子はベッドでスマホをいじっていた。

ただいまと声をかけ、自室で仕事の続きを始めた。


18時過ぎ、息子が顔を出し、送ってくれと言う。

仕事を中断し、車で友人Cのバイト先へ向かう。

後で友人Aも合流するらしい。

迎えが必要なら今日中だぞと念を押す。


気力が落ちているのか、20時近くなっても妻はリビングでゴロ寝。

しかたなく、夕食の支度に取りかかる。

しばらくすると妻も起きあがってきて、洗っておいた食器類を拭き始めた。


23時半を過ぎても息子からは何の音沙汰もなかった。

今日は迎えはいらないのか?と一応メールを打ってみた。

すぐに電話があり、友人C宅へ迎えに来てくれと言う。

一応、約束の当日中。 車を走らせ友人C宅へ向かった。

予想通り、友人Aも一緒。 友人Aを送り届け、自宅に戻った。


晩飯を食べると言うので温め直し、準備をする。

一緒に食卓に着き、息子に話しかける。

友人Cのバイト先から自宅までどうやって移動したんだ?と。


息子が言うには友人C宅へは迎えを頼むために最後に移動したらしい。

それまでは友人Cのバイト先の先輩の家にいたとのこと。

その先輩の家の場所を説明するのが面倒なので友人C宅へ移動したと言う。

この先輩は成人していて、既婚者。 奥さんは出産のために帰省していると息子。


友人Cのバイト仲間という事は人物像はだいたい想像がつく。

以前に息子から友人Cのバイト先は友人Cのような人ばっかりだと聞いたことがある。

子供が生まれるということなので落ち着いていってくれる事を期待する。

息子が言うには友人Cの彼女も一緒だったから、帰る前に長い髪をみんなで拾い集めたと言う。

先輩の奥さんの誤解されないようにと。


翌日曜日、つまり昨日。

妻はいつものママ友と昼間の忘年会の予定になっていた。

車を使うことにもなっていたので、私は出かけることも出来ない。


昼、息子の部屋に顔を出し、飯食うかと訊く。

ベッドの中でウダウダしていた息子が ああ と低く唸る。

キッチンへ下り、頂き物の博多ラーメンを作る。


息子と2人でラーメンを食べる。

食べ終わると息子はすぐに髪のセッティングのため洗面所へ。

私は昼食の片付けを終え、リビングで録画しておいたドラマを視始めた。

しばらくして息子は友人A宅へといそいそと出かけていった。


16時半頃、妻が帰宅。 すぐに一緒に選挙へ。

選挙の帰りに食材の買い出しに近くのスーパーに寄る。

自宅に戻ると妻は冷凍のものだけ冷蔵庫に入れると、疲れたとリビングでゴロリ。


我が家は全員がO型、かなり大雑把である。

冷蔵庫の中もかなり乱雑になってきている。

野菜室には腐りかけの野菜も存在しているようだ。


特に気にはならないのだが、こういうところも息子に良くない影響を与えているだろう。

思い立ったが吉日。 冷蔵庫の探索を開始した。

賞味期限切れのものがたくさん発見される。 まさに魔界の地だ。


古いものでは2010年で賞味期限が切れている焼肉のタレなんかも見つかる。

何かが零れてそのままベトベトに固まった箇所もある。

やり出したら止まらない。 30分ほど、冷蔵庫と格闘。

そのままの勢いでキッチン周りも掃除。

結果、アマゾンは爽やかな草原へと生まれ変わった。


昨日も妻はリビングでゴロ寝したまま動く気配はなかった。

20時過ぎ、スッカリ綺麗になったキッチンでカレーを作り始める。

キッチンでの物音を聞きつけたのか、妻が起きだしてきて、食器を拭き始める。

まるで前日のデジャブのよう。


食事を終え、食卓で寛いでいると、21時半頃、息子が帰宅。

おっ、今日は早いなと言うと、飯食べたら友人Eと出かけるという。

友人Eと言えば、族車仕様のバイクの持ち主。


このところ雪は降っていないとはいえ、夜は凍結も心配される。

バイクで遊びに行く季節ではない。

心配だと言うことを告げるも、止めることは出来ない。

22時頃、息子は出かけていった。


0時少し前、息子が帰宅。 顔は真っ赤。

どこへ行ってきたと訊くと、海まで行ってきたとの返事。

帰りは18分で帰ってきた。 速い、速いと真っ赤な顔が言う。

この寒い中、なんで海なんて行かなきゃならんのだと思う。

海に行くには峠を越えなければならない。

夏場は毎年1人は事故で死ぬうような峠である。

冬場もよく車が転落する。


気をつけろよと息子に言うも、言ってから気がつく。

息子に言ってもしょうがない、後ろに乗っているだけで運転しているわけではない。

気をつけろと言われても気をつけようがない。

大丈夫、友人Eは安全運転だからと息子が答える。


海から18分で戻ってきて、どこが安全運転なんだか。

相当なスピードを出さなければ18分で戻ってくるのは難しい。

息子にそう言うと、自分の矛盾に気付いたらしく、真っ赤な顔が笑った。