クッション話法
相手によくない事実を伝える場合、相手にできるだけショックを与えずに伝える方法。
YesBut話法(ダメな話法)
最初に悪いニュースを伝えて、あとからポジティブな内容でフォローする。
悪いニュースをストレートに先に伝えると、相手は精神的ショックを受けるので、後半の話はまったく伝わらない。
YesBut話法
悪いニュースを直接伝えないで、クッションをいれる。
まず、ポジティブな情報を伝える。相手のできている点、長所、メリットなどを伝えて、ポジティブな雰囲気をつくってから悪いニュースを伝える。
相手に対する心理的ダメージは相当緩和される。
YesAnd話法
さらに柔らかく伝えたい場合は、プラスの情報にプラスの情報を上乗せする。
叱る、欠点を伝えるのではなく、「してほしい」「できるといいね」と付け加えると、かなりマイルドになる。
YesHow話法
もっと柔らかく伝えたい場合に使用。
悪いニュースを直接伝えずに、疑問文形式で、本人に考えさせるパターン。
人間の行動が変わるためには気付きが必須。
相手に悪いニュースをストレートに伝えると否認の感情が湧き上がり、上司のアドバイスを素直に受け入れることが難しい場合がある。
本人に気づかせることを目的としたこの話法は、部下の行動を改善させる効果の高い方法。
何でもかんでもストレートに伝えるのではなく、ときに変化球を交えながら、相手に届くボールを投げることも大切。
感想
・新人指導をする前にこの話法を知っていれば、より良い関係を構築し、指導しやすかったのではないかと思った。また、新人の性格や学習パターンの分類によっても、話法の使い分けが必要なのではないかと思った。
・自信がない人の場合だと、YesAnd話法、プライドが高い人だとYesHow話法が適しているのかなと感じた。
・実際の指導場面でいろんな性格の新人と関わり、なよなよ、ヘラヘラしている人は最初にポジティブな情報を伝えて、悪い部分を伝えるとポジティブな部分しか残っていなかった。プライドの高い人は、何でもできていると自信があり、できないことを伝えると反発したり、一緒に考えるように話してもなかなか自分で気づくことができなかった。自分自身も未熟であるため、指導は難しいなと感じものすごく悩んだ。苦しかったなと苦い思い出が記憶に強く残っている。