2023年10月29日5:23 a.m. 牡牛座で月食です。
今回の月食は第1-第7ハウス軸で起こっていて、月は満ちた後、逆行している木星に重なっていきます。
太陽は水星に近いところにおり、その水星は木星とオポジションを取っている強い火星に接近していきます。
つまり、この月食は、木星、水星、火星といった天体を巻き込みながら行われます。
第1ハウスは自分自身、第7ハウスはパートナーや相対する人を表すハウスです。
そこに、5つの天体が入っているので、より複雑な色を帯びてきます。
エレメントで見ると、太陽の蠍座と月の牡牛座は水と土で引っ張りあっています。
これは感情という目に見えないものと、形という「ある」と認識できるもの、という相反するもの同士が対峙する構図となります。
しかも本来、感情は月の持ち物なのに、それが太陽の中にあり、月は自分にあるものを鏡合わせのように見せられます。
つまり、この思いや気持ちは本当はどこにあるのか、そしてそれを放出したい欲望をどう叶えるのか、を命題として突きつけられるのだろうと思います。
それはパートナーや、仕事やクライアントなどで相対する人の姿を借りて見せられるかもしれません。
あなたと私は異なる人間ですが、ではどのようにこの感じたものをシェアするのでしょうか?
その方法が大切なものなのです。
いつもの恋人の笑顔が、ふとした瞬間に全く違ったものに見える。
これまで「こういうもの」としてとらえていたものが、実は180度異なったものであったことに気づく。
もちろん自分自身のことも、相手から見る印象と自己イメージが正反対ということだってあるかもしれません。
これまでの関係が崩れる場合もあるでしょう。好きだったものがガラリと変わることもあります。
好みの変化、ライフスタイルの見直しなどが一気になされそうです。そのくらい、人の意識が変わります。
また、日食月食はリセットの意味が強く出るので、こうした関係性の浄化がおこなわれそうです。
ただし、この牡牛座の月はとても豊かで品位が高い。満ち足りた豊穣の月です。
なのでたとえ意識の変化が訪れたとしても、悪い方へは転ばない気がいたします。
膿出し、デトックス。
新しく美しいものを入れるための変化の受け入れ、を行なっていけるといいのでは、と思います。
この機会に、徹底的に自分に意識を向け、「私ってどんな人?」をいろんなジャンルで繰り広げてもいいかもしれません。
私も、「ほんとうにしたいことは?」を問いかけて、アクションを起こそうと思います。
とはいえ、月食中は気分も上に行ったり下に下がったりと忙しい。
ゆっくりと無理せずに楽しみながら過ごしましょう。
今月は鑑定をお休みしておりますが、来月からはまた復帰します。
スケジュールはまた追ってご連絡しますね。
では!