こんにちは😃
現役保育士&絵本セラピスト®︎あきちゃんこと早川秋です!
素敵な絵本に出会ってしまいました
よく、子どもの気持ちに添うって言うけれど、それってとても難しい。
子どもの事を思うが故に、ああした方が良い、これは良くない、こうしたらどうか?と自分の価値を押し付けてしまう。
子どもはそういう大人のエゴを鋭く見抜く。
そして価値の押し付けをされる程にギュウッと心の栓を閉じていく。
絵本の主人公の男の子。せっかく作った積み木の家をカラスに壊されてしまう。
悲しくて悔しくて立ち直れずいる所に次々と動物達がやって来て、あーすれば?こーすれば?と一方的に提案していく。
男の子の心は動かない。
最後にやってきたウサギは、ただただ男の子のそばに黙って座っていた。ただ男の子の話をじっと聴いてくれた。
ウサギは何にも言わないのに、男の子はやがて力を取り戻し、もう一度積み木の家を作り始める。
とても静かな物語の中に、ウサギの包み込む優しさ、男の子の心の動きが描かれている。
私も気づくと押しつけてる事が多いなぁ。
このウサギのような保育者でありたい。
そう思わせてくれた一冊でした