今日は旧正月。

親しい知人の中国人の奥様へ新年のご挨拶をとメッセ-ジをお送りしたところ今夜召し上がるお料理の写真をたくさん送ってきてくださいました。

そしてそれぞれに意味があり、その説明もしてくださいました。

食べるものの違いはあれど『縁起物』『語呂合わせ』などは日本の我々と全く同じ。

お節の中身にもいろいろな意味があるのと同じです。

 

 

オレンジは橙桔(成吉)。幸運や成功、豊かさの象徴

 

折角なので我が家もちょっとした旧正月を夕飯のメニュ-に取り入れて

『餃子』でお祝いしてみました。

我が家は餃子好きで、しかも先日餃子の皮を仕入れたばかり!なんていいタイミングでしょう。後の材料は地元でも十分に手に入ります。

 

さてこの餃子の持つ意味はというと、清朝まで使われていた貨幣の「馬蹄銀」に似ていることから金運を上げる食べ物とされています。同じく子供に恵まれるようにという願いも込められているそうです。

日中それぞれの餃子(左が中国、右が日本)

 

ほかには、年年有余の余と魚が同じ音なので魚料理を食べるんだそうです。
これは毎年経済的に余りがでる、お金が残る、そう言うゆとりある生活ができることを願うもの。どんどん豊かになっていくという意味ですね!

左は年年有魚。右は働き者を指すセロリの炒め物

 

其々のいわれを聞いているとどの国、地域でも人々の幸せや平和への願いが強く込められていてるのがよくわかります。

 

 

 

*****ちょこっとノルディックフードセラピ-******

 

今日餃子の餡に使ったのは

 

豚肉 

白菜

ネギ    

ショウガ  

ニンニク  

餃子の皮が入ります。

 

皮は小麦粉なので気を補い、心を落ち着かせる

ネギとニンニク…気の巡りをよくし、血の巡りをよくする

白菜…気を補い潤いを与える、水分代謝をよくすること、また心を落ち着かせる

豚肉…気と血を補うい、潤いを与えます。また血の巡りもよくする

ごま油…血と気を補い、潤いを与える


全体的に餃子は主に気と血と潤いを体に与え、そしてその巡りをよくする。
また気持ちを落ち着かせる作用もある食べ物になります。

 

新しい年の始まり。

気と血をしっかり補給し、それらを体全体に巡らせて虎のようにアクティブに動く一年には最良の食卓になりました。

 

 

**ノルディックフードセラピーとは**

各々が暮らす土地で手に入る食材、

旬のものを使い、日常的なお料理のレシピで

自然やその人本来の力を使って心身を整える食事療法です。

 

薬膳発祥地の中国の先人の思想それぞれの国や地域の知恵を交えて

食卓から人生をより豊かに、本質的な贅沢さを味わって生きることを目指しています。