今回はミドルバラード曲の「さくらの詩」です。

メロディーラインがとても綺麗な初期名曲です。

この曲の解釈はほとんどネットにもなかったのですごい独自の解釈でいきたいと思います。

おそらく設定としては「好きな人を殺して服役してる人」が主人公になっていると思います。歌詞に出てくる''分厚い塀''というのは刑務所を指してると思います。



【歌詞】
12年前君は美しく 枯れた桜によく似てました
手にかけたのは君じゃなく'アナタ'
揺れるミストナルはアズの香り

【解釈】
12年前に人を殺したことを意味してます。ミストナルはアズの香りというのは正直意味がわかりませんでした。おそらく造語になります。千秋くんの歌詞にはよく造語が出てきます。


【歌詞】
分厚い塀の中手を伸ばせば 
まだ暖かい君の血液が
もう触れることはできないけれど
この罪のユメトリアムは続く

【解釈】
刑務所の中で思い返せば殺した君の血液の暖かさをまだ思い出す。もう君には触れないけど何度も思い出す。まだ服役の期間は続く。
ユメトリアムというのは多分造語で、モラトリアムをもじったものだと思います。モラトリアムがわからない人はググってみてください。 


【歌詞】
冷たい死に桜が泣いた 
君の夢だけはその下に
明日よりも綺麗だから
僕は過去を埋めました

【解釈】
ここは難しいです。まず主人公は殺した人を桜の木の下に埋めたことを示唆してます。


【歌詞】
君が僕を恨み あの桜が綺麗に咲くのならば
僕の罪がやがて消えた頃に誰も知らぬ君に会いに行こう  そしてまた「おやすみ」

【解釈】
君を埋めた桜が綺麗に咲いてるなら服役を終えたときその桜の木を見に行こう。

君が僕を恨み→君は死んでいるはずなので恨まれることはまずないはずです。おそらく主人公の中で君はまだ生きているということ


【歌詞】
…見つけた
僕の死に桜が泣いた 
10月の肌寒い季節
君の死に桜も泣いた
春に笑いかけるように

【解釈】
主人公の後悔? 桜が咲いてない時は君がいないから後悔の念に駆られる? 
ここもかなり難しいです。

【歌詞】
腐り果てた君の顔はやがて美しく花になり
僕を見つめ そして辛く痛いあの頃に戻しました
そして君は泣いた 僕も泣いた あの春は今日より綺麗にまた染まって また歪んで 変わらない君の元へといこう
そしてまた「おはよう」

見つけたんだ あの意味を
見つけたんだ あの春に
見つけたんだ この僕が

【解釈】
君を埋めた桜は春に美しく花を咲かせる
春が来るたびに君を思い出して辛い 
どんな日が来ようとも君を殺した日より幸せな日がこない 
変わらない君の元へいこう→おそらく自殺を示唆してる  


【考察】
確信的な表現がほとんどなく人によっては全然違う解釈になると思います。私もあまり自信がないところが多いですが私なりの解釈をすると殺したことを後悔してない主人公はかなりのサイコパスです(笑) てゆうか初期の曲の登場人物はほとんどサイコパスです(笑)
好きな人を殺してしまったサイコパスの苦悩を描いた曲ではないでしょうか