昨年11月から、実家で独りで暮らしていた父と
一緒に暮らし始めました。
10月に病院から電話があり、『頭を打っているので』
と言われて駆けつけると、
本人は病院に行く日だと思ってタクシーで来たものの
家の中で転んで頭を打って出血していることに気づかず、
来院していたとのこと。
CTで頭蓋骨内に出血はあるものの、様子見になり、
『ついでに循環器の方も診てもらいましょう。』
となった矢先でした、
(実は父はその日、循環器での来院だと思っていましたが、
その日はもっと先だったのです、
認知も頭を打ったことにより進んだのかもしれません。)
トイレに行くと言うので近くで腰掛けていると、
やたらと長い、、、
病院だから、まあ何があってもすぐに対応出来るから
まあいいやと、気楽に構えていると、
唐突に私の名を呼ぶ父の声が、、、
『何ぃ?』
とそばに寄ると、
『あなたじゃないよ。』
と一瞥して、違う男性の背中に向かって、
私の名前を何度か呼びました。
(!!!!!!!!!!)
映画の中にいるようでした。
『なんて、ドラマチックな、わかりやすい発症なんだ、、、』
とショックよりも、客観的に冷静に観ている私がいました。
父は名前を呼んでも振り向かない、父の中の本当の自分を諦め、
一人で帰ろうとエスカレーターで降りて行こうとしました。
『私が止めてももめる。』
と判断して、看護師さんを呼ぶことに、、、
連れて帰って来られると、
『この人誰だか知ってる?』
の看護師さんの問いに
『知ってるよ。』
『どなたですか?』
『モリセンセイ。』
父の認知症が周りに
はっきりとわかった瞬間でした。
様子を見るために入院を勧められたものの
かたくなに拒否。
途中で私のことがわからくなり、
走る車から降りようとしたらどうしようかという
不安の中、
帰宅。
私は自分の仕事があったので、父を置いて出勤しました。
しかし、看過出来ない状況であることは理解していました。