チャニョ。の妄想部屋

チャニョ。の妄想部屋

あまり文章うまくないです><

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ぼくは、ソンミン。

気がついた時には、この部屋にいた。


ぼくは何故ここにいるのか、自分の名前がソンミンという事も

わからない。記憶喪失らしい。


この真っ白い部屋の中で過ごしている。


ぼくは、毎日キュヒョナが持ってくる毛糸で編み物をする。

出来上がった小物はキュヒョナが近くの教会に持って行き

貧しい子にプレゼントしているそうだ。


毎日、決まった時間にキュヒョナは毛糸を持ってきてくれる。


編むものといったら、小さなミトンか帽子。

もう手元を見なくても編める。


前にもキュヒョナ以外の誰かが毛糸を持ってきてくれたような

気がするんだけど。。。それが記憶なのか夢なのかはっきりしないんだ。


そして気になるのがクローゼットの奥にしまってある

汚れてぼろぼろのマフラー。


キュヒョナに聞いても、ちょっと悲しい顔をして


「ぼくにはわかりません」


と言われるだけ。。。


キュヒョナは、KRYと呼ばれるグループで歌を歌ってる歌手だと聞いた。

遠い外国にも出かけたりするそうだ。

仕事の前や、帰りにぼくの部屋に毛糸と一緒に

今日の出来事や、海外での話を聞かせてくれる。


ぼくはそれを聞くのが大好きだ。

たまに、ぼくはおねだりしてキュヒョナに歌ってもらう事もあった。

キュヒョナは力強くて心に響く声をしていた。。。


海外でこれない時は、日数分の毛糸を置いて行く。

電話で声だけは聞けるから、会えないのは寂しいけど我慢出来たんだ。


ぼくは、いつの日か少しずつ余る毛糸を集めてキュヒョナに内緒で

マフラーを編むことにした。

2人でも巻けるくらいの長いマフラーを。。。


何を期待しているのか、この部屋から出たことが無いぼくは

いつかキュヒョナと一緒にマフラーをして出かける夢を見ていた。


最近では、海外に出かけている時がマフラーを編む時間になり

キュヒョナに会えない寂しさも紛れた。

早くあげたい!キュヒョナはマフラーを見てどう思うかな?

なんて事を考えていると胸が弾んだ。


マフラーをプレゼントするのはクリスマスの3日前に決めた。


海外でコンサートがあってクリスマスの日戻ってくるからだ。

その時にマフラーをしてぼくに会いに来てもらうように看護師さんに

お願いしておいた。



クリスマスの日。


ぼくはワクワクしながらキュヒョナが来るのを待った。


クリスマスは、ぼくが目覚めてキュヒョナと初めて出逢った日。


1年前のクリスマスにぼくはキュヒョナに出逢ったんだ。

何も言わずぼくの手を握ってベットの横に座ってた。

長くてキレイな指に見とれてたらキュヒョナが驚いた顔をして

ぼくの名前を呼んだんだ。


「ソンミナ!ソンミナ!」


いつの間にか眠っていたぼくは、ぼくの名前を呼ぶ声と

握る手が違う事に気づいた。。。


そこに居たのはイェソン。KRYでキュヒョナと一緒に歌ってる歌手だ。

小さな手でぼくの手を握り、キュヒョナとは違った擦れた渋い声でぼくを呼んだ。


「ソンミナ!ソンミナ!」


この光景をどこかで見たような不思議な気持ちだった。

まだ夢の中にいるのか、現実なのか判らない中で

ふとイェソンの横にあるボロボロのマフラーに目がいった。


手を伸ばしてマフラーを取った瞬間


ふっ。。。とキュヒョナの匂いがした


我に返り、


「キュヒョナ!キュヒョナは?キュヒョナは何処?」


イェソンの肩を掴んで出し切れる力を振り絞って揺さぶった。


イェソンはただ泣くだけで何も答えてくれなかった。。。

そしてぼくは思い出したんだ。


クローゼットにあったボロボロのマフラーを・・・


キュヒョナに出会う1年前、ぼくはキュヒョナと同じグループで

歌を歌ってたんだ。


当時ぼくは、同じグループのヒョクチェとメンバーに隠れて付き合ってた。

そしてヒョクチェにマフラーをプレゼントした。

2人で一緒に出来る長いマフラーを・・・


ヒョクチェは2年前のクリスマスにぼくに会いに来る為に

その長いマフラーをして自転車で急いでいて

マフラーが自転車に絡まり亡くなった・・・


そしてまたキュヒョナも・・・


ぼくはまた深い眠りについた・・・