参考文献*中級編 | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

本日も熱風が吹いております。

以前ボランティアに参加していた時、
インド人の生徒さんが

「あ、でも、私のところ(出身地)は50度までしか上がらないから」
と言っていたのを聞いたことがあります。

どんだけ暑いのよ、インド叫び

オフ会の日程、決定しました。
ご参加を希望される方は、
3つ↓のアメンバー限定記事を読んで、
必ずお返事いただけますでしょうか。
まだお返事いただいていない方もいらっしゃるので、

お早めにいただけると、ありがたいですm(u_u)m

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、昨日は初級の授業を行う際に、参考にしている本を挙げましたが
きょうはその続きで、

中級編


中級となると、日本語能力試験でいえば、
旧試験の2級や1級の内容がかなりの比率を占めます。

さらに、語彙なども複雑化してくるので、
教師は事前にしっかり準備しておく必要があります。

というわけで、ヒャクゴウがどんな本を参考にしているかというと・・・

①日本語文型辞典
 


日本語文型辞典/グループジャマシイ

¥3,465
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文型説明とはいっても、
その原理を説明するだけでは、
学生には分かってもらえないものです。

なので把握しにくいような文型の説明では
意味はもちろんのこと、ルールとなる形、共起表現、
そして例文をしっかり押さえておく必要があります。


その例文と学習者にも分かりやすい説明が書かれているのが、この本です。

②中級日本語文法と教え方のポイント

これは前回初級でもご紹介した本の中級版です。
「~を通して」と「~を通じて」の違いなど
学習者の誤用例も含めて解説されており、
非常によくまとまった参考書だと思います。


中級日本語文法と教え方のポイント/市川 保子

¥2,100
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③くらべてわかる日本語表現ノート

こちら、最近きれいな表紙になって市販されるようになりましたね
私が買った時はYWCAから直接買った記憶が・・・
たまたま見かけなかっただけかしら?

中級文型には類似表現がたくさんあります。
その違いについて、学生はよく質問してきます。
ですから私たちも、その共通点と違いがしっかりと説明できるようにならないといけません。

まだ駆け出しの頃、
中級を教え始めた私に、先輩先生が進めてくださった本です。
ちょっとむずかしめですが、
私はこれくらい踏み込んでいる方が好きです。

(画像が見つかりませんでした・・・)

④中級を教える人のための日本語文法ハンドブック

こちらも前回ご紹介した本の中級版です。

文型だけではなく、
接続詞や副詞、終助詞などなど語彙や表現なども網羅されています。

⑤類語例解辞典

日本語教師必携辞書ですよね。
書くことはありません(笑)

⑥基礎日本語辞典

語彙と言えば森田良行、と言われるほどの権威が編纂した時点です。

お値段もボリューミーですが、
私はこの辞書、好きです。

類語の違いを知る場合、
類語辞典でまず調べますが
私としては物足りない。
もっと本質的なことが知りたい、と思ってしまうたちなんです。
で、この辞典の出番、というわけです。
基礎日本語辞典/森田 良行

¥5,040
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((番外編))

実践にほんご指導 見直し本 (2冊)

カイ日本語学校の先生がお作りになった本です。

そうしょっちゅう参考にするわけではないのですが(失礼!)
読むと参考になります。
ベテラン先生方の経験談もあります。
実践 にほんご指導見なおし本 機能語指導編/著者不明

¥1,995
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実践 にほんご指導見なおし本 語彙と文法指導編/著者不明

¥1,995
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まあ、こんな感じです、
あとは必要に応じてより専門的な参考書を紐解く感じですね。

初級編でも書いたように「情報過多になってはいけない」
というのは、中級においてもあてはまりますが
初級に比べたら、必要な情報は倍増します。


ですから中級で大事なことは、
自分が得た情報をいかに噛み砕いて、わかりやすく説明するか
ということと
学習者が使えるような授業をするか
ということが大事だと言えます。


なので中級のクラスでは
一つの文型を導入したら
その文型を使った短作文を作る、という順序になっています。

彼らが正しく使えるかという運用につなげることも大事です。
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