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今回は、アド・ミュージアム東京のD&AD賞 2016」展をご紹介します( 'Θ' )♡
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遅ればせながら…明けましておめでとうございます!

今年もデザイン・現代アートや個性派カフェについて、のんびりマイペースに更新していこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!

*こんな展覧会です
「デザインの"今"」がテーマ!
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展覧会名にいきなり略称が入っていて困惑した方も多いかと思います。笑

D&ADとは「Design and Art Direction」の略で、D&AD賞とは世界中のすぐれたデザインに対して贈られる、クリエーティブ界では最高峰の賞のことです。

そんなD&AD賞の受賞作品を一堂に見ることができるのが、今回ご紹介する展覧会です。

この賞、なんでも世界中のクリエーターが憧れる賞なんだそうです。

中でも最高賞とされるのが「ブラック・ペンシル」と呼ばれる賞なんですが…なんと今回は日本から受賞者が出ているんです!

ヒントは"マスキングテープ"す。ぜひ会場で確かめてみてください(^^)

*会場の雰囲気は?
会場となっているアド・ミュージアム東京は「広告」をテーマとしたミュージアムです。

江戸時代の商人たちの広告から始まり、明治、大正、昭和を経て現在に至るまでの広告史を紹介した常設展と、広告やデザインをテーマとした企画展の2部構成です。
広告関連の図書が集まる広告図書館なるものもあります。

客層は若い人が中心です。土日はそこそこ賑わっていますが混み混みというわけでは無いです。

新橋駅から10分ほど歩いた、カレッタ汐留の中にあります。

そして驚くべきは、常設展、特別展、広告図書館ともに無料で利用できてしまう事です!
近くに立ち寄った時に、ふらっと覗いてみるのも楽しいと思います。

展示のボリュームもさほど多く無いので、1時間ほどあればさらっと見る事ができますよ。

*こんな人におすすめ
・新年だし、何か面白いものを探しに行きたい。
アイデアで行き詰まっている。
・頭が正月ボケ。何か脳に刺激が欲しい。

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*この作品が面白い!

*『住所のある世界』what3words(イギリス)

世界中のあらゆる場所を、3メートル四方のグリッドに区切り、各グリッドをシンプルな"3words(3つの単語)"だけで表現する、という試み。

なぜ、わざわざ住所をつくるのか?世界には、「住所」のない場所が沢山あります。住所が無いと、例えば途上国の場合、必要な物資が届けられなかったり、医療が行き届かなかったりと不便が生じます。

そうした問題を解決するために、誰にでも分かりやすく、シンプルな3つの単語で住所を表してみよう、というのがこのプロジェクトです。

単に世界中に住所を作ったというだけでなく、誰でもわかりやすいユニバーサルデザインというところがポイントですね!

*『HIV+ 号』ヴァンガーディスト・マガジン、サーチ・アンド・サーチ・スイス(スイス)

HIVへの偏見をなくす為に、男性誌ヴァンガーディストが行ったキャンペーン。

HIV感染者の血液に触れることは、感染者と握手することと同程度に無害なのだそうです。この事実を伝えるために、同誌が取った手段とは…

なんと、HIV感染者の血液を、雑誌の印刷につかうこと!

雑誌はビニールに封入されており、手に取った人は、「血液に触れたら感染する」という偏見を打ち破って中身を読む必要に迫られました。

なんとも大胆かつユニークな発想ですよね。血液かあ…と思うとちょっと怖い気もしますが、だいぶ踏み込んだアプローチの仕方だと思いました。

*『蝶のお墓』世田谷やすらぎ墓苑(日本)
「お墓」というと、どこか暗くて無個性なイメージを想像する方も多いと思います。

そんなイメージを覆えそう!というのがこちらのプロジェクト。

WEBサイトや広告に、個性的で親しみやすいカラフルな蝶のデザインを採用し、これまでのお墓のイメージを刷新しています。

初めて蝶のデザインを見たとき、「お菓子か何かのパッケージかな?」と思ってしまいました。笑

それほどポップで、明るいデザインなんです!
たくさん並んだ蝶たちは一匹ずつ柄違いで、どれも綺麗な和風の柄がデザインされています。

お墓を明るく。何度でも訪れたくなるような空間を目指したい。そんな心意気の伝わってくる、革新的なデザインだと感じました。

*まとめ
純粋に、デザインの力が世界を変えるんだなと分かって感動しました。
世界中のあらゆる問題を、デザインというメスを入れて人々をあっと言わせるクリエーティブで解決に導く。これって本当に凄い事だと思います。

政治やお金の力に頼らずとも、アイデア一つで問題が明るい方向に向かう!デザインに秘められた力はまだまだこんなもんじゃ無いんだろうな、と改めて感じました。

またひとつ、デザインの力に惹かれてしまいました…。デザインって凄い。

気になった方は是非足を運んでみてください( 'Θ' )♡
以上、すみこでした!

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今回は、21_21デザインサイトの「デザインの解剖展」をご紹介します( 'Θ' )♡
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皆さまお久しぶりです。
最近更新出来ていなくてすみません

久々に展覧会に行く時間を持てたので、記事に書いてみました。とてもオススメの展覧会です!お時間あればぜひご覧ください(^-^)♪

*こんな展覧会です
「身近なモノの解剖/分析」がテーマ!
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普段何気なく見ているモノ。当たり前すぎて気にも留めないモノ。
そんなモノたちって、身の回りにたくさんあると思います。

この展覧会では、そんなモノ達を【デザイン】の視点を通して、細かく細かく、丁寧に解剖していきます。

一つの製品を、歴史的背景からパッケージ、そこに書かれたロゴやネーミング、包装を伝って中身の食べ物、栄養素や風味、カロリーまで、外→内の視点で観察するという斬新な発想の展覧会です。

*会場の雰囲気は?
筆者は祝日に訪れましたが、だいぶ賑わっていました。人気のコーナーは込み込みでサクサクは見れない感じですね。

学生さんや20代の若い人たちが多めですが、モチーフとなっているものが誰もが耳にしたことのある食品であり、身近なものなのでお子さんでも興味を持ちやすい内容でした。家族で楽しんでいるお客さんも見かけましたよ♪

*こんな人におすすめ
・わりと性格は細かいほうだと思う。
「工場見学」と聞くとワクワクする。
・何かをじっくり観察するのが好き。

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*この作品が面白い!

*『正面外装グラフィック 印刷面の拡大』aircord 

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きのこの山の箱に書かれた、丸太風の文字ありますよね?
あのおなじみのロゴを、立体にしてみたらどうなるだろう、という試みがこの作品です。

普段は何となく見ているだけのロゴですが、割としっかりと丸太の木目が書き込まれていたり、2つの「の」の大きさが微妙に違っていたりと、細かい中にも作り手のこだわりが感じられます。

また、立体にすることで丸太の重なり具合も明確となり、新たな視点でロゴを見つめることが出来ます。

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こんな巨大な模型もありましたよ。食べたくなっちゃいますね!

*『ロゴタイプの拡張』下浜臨太郎

「明治おいしい牛乳」に関連した作品、というより体験型展示です。

ロゴを分解して、自分だけの言葉でオリジナルの牛乳を作れます。
このコーナーは子供たちのみならず、大人にも大人気でした。

ちなみに筆者は、【冬の朝、いつまでもいつまでもお布団に包まっていたいきもち】を牛乳に込めてみました。

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いかがでしょう?笑
皆さん、楽しそうに思い思いの牛乳を作っていましたよ。

*『製品にまつわる音要素の展開』高橋琢哉

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今回「デザインの解剖」の対象となった製品について、【音】の視点からとらえてみた作品。

きのこの山であれば工場での生産ラインの音、スーパーでお菓子を買う音、買ってきたきのこのパッケージを机に置く音、きのこを取り出してコロコロ転がす音(早く食べて笑)、口に入れて食べる音と、製品にまつわる音を集めて一つの流れとして見ています。

音一つとっても作品が出来ちゃうわけですね…。一つのモノに、どれだけ多くの要素が内包されているかが、よくわかる作品だと思いました。

*おまけ
*きのこたけのこ論争
言わずと知れた闘いですね。

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両派の主張はこんな感じだそうです。
なるほどなるほど。
ちなみに筆者は断然たけのこ派です。だってあのビスケット生地、サクッとして最高じゃないですか?(きのこ派の人ごめんなさい。笑)

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両者を食べる時のオノマトペについての考察までありました。面白いですよね。

デザインサイトさんの手に掛かれば、こんなところまで掘り下げて展示しちゃうんです!
もはや脱帽レベルです…

*グッズ展開は?
展覧会オリジナルのポストカードや缶バッジが手に入ります。
その他、デザイン関連書籍やきのこたけのこグッズ等も置いてあります。

*まとめ
ミクロの視点からマクロの世界を捉える、一見矛盾するようですが面白いプロジェクトだと思いました。

また、身近なモノを解剖してみることで、そのモノの作り手が込めた思いや、デザインに込められた配慮や優しさが感じられて、新鮮な発見や驚きに満ちた展覧会でした。

ロゴやネーミング一つとっても、色々な人が頭をひねって、考えてこだわって世の中に生み出されているんだなって知りました。

気になった方は是非足を運んでみてください( 'Θ' )♡
以上、すみこでした!

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今回は、大宮・浦和・岩槻で開催中の「さいたまトリエンナーレ」をご紹介します( 'Θ' )♡
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*こんなイベントです
3年に一度、アートの祭典in埼玉

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皆さんは、「トリエンナーレ」という言葉を聞いたことがありますか?
トリエンナーレとはイタリア語で「3年ごとの」という意味で、3年に一度開かれる芸術祭のことをいいます。

トリエンナーレが通常の展覧会と違うのは、「周遊型」の展示であるという点です。美術館から作品たちが飛び出して、街のあちこちに点在しているようなイメージです。

地域性が強いのも特徴です。地域ならではの作品や、その土地に取材した作品が展開されたりします。

街歩きを楽しみながら、街中で地域色豊かな作品を鑑賞することができるのが、トリエンナーレの醍醐味です。

今回は、埼玉で開催中のトリエンナーレをご紹介します!

*会場の雰囲気は?

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そこそこ賑わっていますが、込み込みというわけではないので、ゆったり見て回れると思います。

ひとりで来ている学生さんらしき人もみかけましたが、ファミリーが多いのが印象的でした。
大人も子どもも、楽しめるイベントだということですね!

*こんな人におすすめ
・散歩を楽しみつつ気軽にアートを楽しみたい。
・歩くのが好き。街歩きが好き。
・トリエンナーレに行ってみたいけど、地方に行く時間がない。

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*この作品が面白い!

*『時間の道』ウィスット・ポンニミット
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中浦和駅〜武蔵浦和駅間の遊歩道に点々と設けられた作品。

看板に書かれた作品には、マムアンちゃんのポップで可愛らしいイラストに、時間に関するメッセージが添えられています。

このメッセージが、結構いいこと言ってるんですよね。いつも時間に追われっぱなしな現代人には、心に響くことばも多いんじゃないでしょうか。笑

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いつもの見慣れた看板の合間に、それとなく作品が存在している様も面白いです。

*『さいたまビジネスマン』アイガルス・ビクシェ

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巨大なサラリーマンが、芝生の上に横たわっている、インパクト大な作品。
しかしよーく見ると、彼のスーツには無数のハエやクモが…‼︎うひゃー。

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ブッダの涅槃(ねはん)をモデルにしたそうで、そう考えると納得のポーズではあります。涅槃とは、煩悩や執着の滅した状態をさす言葉だそうです。

しかし現代版"涅槃"は、動物たちがハエやクモに取って代わってしまっていて、しかもサラリーマンの身体中にびっしり…、もはや煩悩や執着とは無縁ではいられない現代のご時世を風刺しているかのようでした。

*グッズ展開は?
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公式ガイドやノートの他に、公式キャラクター「さいたマムアン」ちゃんのグッズが展開されています。

スタンプラリーも同時開催しており、各会場のスタンプを全種類集めるとマムアンちゃんグッズと交換できるようです。

筆者はまだ集めきれていないので、次は今回周りきれなかった岩槻ゾーンに行ってみたいと思っています!

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マムアンちゃんほんとに可愛くないですか?笑

*まとめ
「日常に侵食するアート」

デパートの踊り場、市役所、高架下、遊歩道…「えっこんな場所に⁉︎」と言いたくなるような場所に突如として作品が現れます。

美術館のような特別な場所ではなく、人々の生活空間に作品が入り込んでいるんです。

それは非日常のようでいて、見過ごしがちな「日常」をよく見るための入り口となるのかもしれません。
とても面白い体験が出来ますよ(^-^)

気になった方は是非足を運んでみてください( 'Θ' )♡
以上、すみこでした!

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