こんばんは
今日は社会的コミュニケーション障害(SCD)
についてお話しします。
この特徴を持っているお子さんは、
他の人と話すのが少し難しいことがあります。
いわゆる『コミュ障』と呼ばれる特徴で、
社会的に活動する上で感じる生き辛さは
この問題が大きく関わっていることがあります。
大人になっても、この特徴があることによって
生き辛さが続いてしまっている人は多いので、
この特徴をしっかり把握して、
対策をしていきましょう
主な特徴と対策例
1.会話の始め方や終わり方がわからない
- お子さんが他の人と話を始めたり
終わらせたりするのが難しいことがあります。
例えば、どうやって「こんにちは」と
言えばいいかわからなかったり、話が終わったら
どうしたらいいかわからなかったりすることがあります。
★会話の練習をする
- 家族や先生と一緒に、どうやって話を始めたり
終わらせたりするかを練習しましょう。
例えば、「こんにちは!」「さようなら!」と言う
練習をします。 - 実践例:
- 友だちに「こんにちは」と言ったり、
話が終わったら「またね」と言う練習を
毎日少しずつやってみましょう。 - 家族でお店の役割を演じて、買い物をする
シナリオを通じて会話の始め方や終わり方を
練習しましょう。
- 友だちに「こんにちは」と言ったり、
2.文脈に応じた適切なコミュニケーションの困難
- お子さんがその場の状況に合った言葉や行動を
取るのが難しいことがあります。
例えば、みんなが静かにしている時に大きな声で
話してしまったりすることがあります。
★文脈を理解する練習をする
- その場の状況を見て、どういう行動が良いかを考える
練習をしましょう。
例えば、図書館では静かにする、遊び場では元気に遊ぶなど。 - 実践例:
- 家族と一緒に「ここではどんな行動が良いかな?」
と話し合ってみましょう。
例えば、図書館では「静かに本を読む」ことを練習します。 - 映画やテレビを見た後、そのシーンについて話し合い、
「この場面ではどういう行動が良かったか」を考える
ゲームをしてみましょう。
- 家族と一緒に「ここではどんな行動が良いかな?」
3.非言語的なコミュニケーションの困難
- お子さんが表情やジェスチャー(手の動きや体の動き)
を理解したり使ったりするのが難しいことがあります。
例えば、友だちが泣いているときに、それが悲しんでいる
からということを理解するのが難しかったりします。
★非言語的なコミュニケーションを学ぶ
- 表情やジェスチャーを理解するために、家族や友だちと
一緒に遊びながら学びましょう。
例えば、絵を見て、その人がどんな気持ちかを当てる
ゲームをします。 - 実践例:
- お母さんやお父さんがいろいろな表情をしてみて、
それがどんな気持ちかを当ててみましょう。
例えば、「笑っている顔は楽しい気持ち」など。 - ミラーゲームをして、相手の動きを真似することで
ジェスチャーを学びましょう。
- お母さんやお父さんがいろいろな表情をしてみて、
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
他の人と話すのが楽しくなってきます。