王さまに魔王を倒すことを言われた
相棒がおり
崖から落ちそうになったとき、魔物に殺されそうになったとき。
何度も何度もピンチを助けてくれた、とんでもなく優しいやつだった。
魔王対戦前夜、相棒と焚き火を囲んで語り合った。
「信頼している。」
これまでの人生、生きてきた中で一番嬉しい言葉だった。
いよいよ魔王と決戦のとき。
また相棒に助けてもらいながら何とか魔王を討ち取った。
後ろを振り返って相棒と勝利を分かち合おうとしたその時
剣が、私の胸を貫いた。相棒の剣だった。
魔王との決戦で体力も限界ですぐに私は倒れてしまった。
相棒は笑っていた
「お前がピンチになったとき!何度も何度も殺されそうになったとき!助けたのはこの為だったんだよ!お前は!最初から!利用されてたんだ!」
甲高い笑い声を聞いた私は、波に飲まれるような深い絶望ではなく素晴らしい幸福だった。
(やっとこの人の役に立てた)
嬉しかった、自分が生きてきたのはこの為だったのかと!剣に刺され、痛いはずの胸は痛くなかった。
ただただ、何よりも!焚き火でかけて頂いた言葉以上に!砂糖を煮込んだような甘さだった。
意識が薄れていく中、相棒の声が聞こえた。とても嬉しそうだった。私といる時には聞いたことがない声だった。これまでの人生の中で人を一人も幸せにできたことがない私が!一番大切な、命をかけても尊敬に値する方が私の死で喜んでいる!
その時、初めて、生きる意味を知った。
暗闇の中、文字が表示される
▶コンテニューしますか?←
▶いいえ
何故か生き返ってしまった。
相棒のために死んで幸福だったはずなのに。
うまく体が動かない。
魔王だ。倒れている。
この後、殺される。幸せなことだ。
その時、意志と反して身体が動いた。
私の剣が、相棒を貫いた
(ああ、ああ、なんてことを!)
必死に私は剣を引き抜こうとするがピクリとも動かない。私の身体が、うまく動かなかった。
「知っていたんだな、俺がお前を殺すことを…」
しっていた!しっていたさ!それでも!それでも私を殺すことで貴方が幸福になるなら!それでよかった!なのに、
うまく体が動かない。
「ありがとな、相棒!俺を止めてくれて!」
貴方はいつもの笑顔でそう言った。
悪夢だ。
相棒がおり
崖から落ちそうになったとき、魔物に殺されそうになったとき。
何度も何度もピンチを助けてくれた、とんでもなく優しいやつだった。
魔王対戦前夜、相棒と焚き火を囲んで語り合った。
「信頼している。」
これまでの人生、生きてきた中で一番嬉しい言葉だった。
いよいよ魔王と決戦のとき。
また相棒に助けてもらいながら何とか魔王を討ち取った。
後ろを振り返って相棒と勝利を分かち合おうとしたその時
剣が、私の胸を貫いた。相棒の剣だった。
魔王との決戦で体力も限界ですぐに私は倒れてしまった。
相棒は笑っていた
「お前がピンチになったとき!何度も何度も殺されそうになったとき!助けたのはこの為だったんだよ!お前は!最初から!利用されてたんだ!」
甲高い笑い声を聞いた私は、波に飲まれるような深い絶望ではなく素晴らしい幸福だった。
(やっとこの人の役に立てた)
嬉しかった、自分が生きてきたのはこの為だったのかと!剣に刺され、痛いはずの胸は痛くなかった。
ただただ、何よりも!焚き火でかけて頂いた言葉以上に!砂糖を煮込んだような甘さだった。
意識が薄れていく中、相棒の声が聞こえた。とても嬉しそうだった。私といる時には聞いたことがない声だった。これまでの人生の中で人を一人も幸せにできたことがない私が!一番大切な、命をかけても尊敬に値する方が私の死で喜んでいる!
その時、初めて、生きる意味を知った。
暗闇の中、文字が表示される
▶コンテニューしますか?←
▶いいえ
何故か生き返ってしまった。
相棒のために死んで幸福だったはずなのに。
うまく体が動かない。
魔王だ。倒れている。
この後、殺される。幸せなことだ。
その時、意志と反して身体が動いた。
私の剣が、相棒を貫いた
(ああ、ああ、なんてことを!)
必死に私は剣を引き抜こうとするがピクリとも動かない。私の身体が、うまく動かなかった。
「知っていたんだな、俺がお前を殺すことを…」
しっていた!しっていたさ!それでも!それでも私を殺すことで貴方が幸福になるなら!それでよかった!なのに、
うまく体が動かない。
「ありがとな、相棒!俺を止めてくれて!」
貴方はいつもの笑顔でそう言った。
悪夢だ。