宮司ときどき役者、旅人

宮司ときどき役者、旅人

前橋神明宮を始め、前橋、高崎、旧群馬町の神社を奉仕する神職の家系の宮司です。
礼を重んじ、和を愛し、神社を通じて群馬県の発展に尽力します。
また、東京での役者活動を活かし、群馬県内のアマチュア劇団や中高演劇部の役者育成にも努めます。

現在は、役者業を少しお休みしまして、群馬県の神社で家業の神主をさせて頂いております。

まだまだヒヨッコ神主ですが、日々に感謝し、毎日を楽しく過ごして生きたいと思います。



祖父と父の急逝に伴い、社家の人間として神主を引き継ぐ事になりました。

神主の事を何も引き継げないまま神主の資格を取り、周りの神主さんやたくさんの方々に助けられながら、日々勉強しています。

田舎の小さなお宮の神主で御座いますが、地域と神社の発展と、日本の古き良き時代を活かしたこれからを目指していく、そんな日記も綴っていこうと思います。

あと、EXILE(LDH)が大好きですっ

EXILE大好き神主っ😃
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本日は暖かい日になり、御祈願を済ませ、別の神職や職員がお焚き上げの燃やせるものと、燃やせないもの(鈴など、、)を仕分けていましたが、先日、神職の新年会で某神社の神職さんが言っていた事ですが、一月にお焚き上げをした際、位牌が入っていたとの事でした、、、。

テレビのニュースでも取り上げていましたが、最近、神社やお寺の納札所に、ランドセルや財布、写真などの様々なものが入れられていて困っている、と言った内容が報道されてましたが、位牌は流石に驚きました。

その神職さんが言うには、遺品整理業者が、何日か下見に来ていたらしく、夜に忍び込んで納札所に入れていったようです。

位牌は、お墓を管理しているお寺さんに持っていかれた方がよろしいかと思います。

遺品を遺品整理業者に渡した方々だって、まさかそんな扱いをされてるとは思わないでしょうね、、。

神社や寺でお焚き上げをしてもらえるものは、基本的には一年間御守り頂いた御守や神札、正月飾りやだるま、使わなくなった神棚・仏壇・人形等であり、その中でもお寺でしたら宗派もよりますし、神社も各々の神社でお焚き上げして頂けるものも変わってきます。

「これは頼めるのだろうか、、?」と思うものを持って来られるのであれば、一度、神社お寺で聞いてみてると、答えを頂けると思いますよ。

ランドセルや財布等を持って来られても、それらをお焚き上げしない寺社でしたらゴミにだしてしまうかも知れませんし、神職やお坊さんがそれらのものをゴミに出す手間もあります。

物によっては寺社がお金を支払って業者に持って行ってもらわなければならないかもしれません。

とは言え、想いのこもった捨てられない物をお焚き上げして欲しいと言う気持ちは、素晴らしい事だと思いますので、「納札所に置いたら終わり」ではなく、其々の寺社に問い合わせてみて頂ければと思います。

当宮は、お焚き上げ出来なさそうな物が納札所にあった事は無いですが、直接、神職に写真や財布・掛軸等を持ってきた方々は、いました。

それらをお持ち頂いた時も、その方の、その物に対する感謝の心をお聞きして、お焚き上げしたいと思っております。

大切なのは、感謝の心。
本日は朔日ですので、前橋神明宮の内宮外宮、両宮にて月次祭を斉行致しました。

その後、前橋市の歴史文化遺産の委員会の第二回全体会議に出席しました。

議事は、平成30年度と31年度の前橋大空襲の一斉慰霊についてでした。

前橋大空襲とは、昭和20年8月5日に前橋市街地に的を絞った計画的無差別爆撃の事で、一斉慰霊とは、それにより被災した地域に点在する神社・寺・教会の、それぞれの聖職者達が、それぞれの宗教施設で祈りを捧げ、前橋市の市民学芸員による前橋大空襲の説明を参列者にする、と言う行事です。

平成30年度で、三回目を迎えた一斉慰霊ですが、四回目に向けての反省と参加意向確認を議論しました。

会議には、前橋市役所の公務員と、神社の神職とお寺のお坊さん、そして教会の神父さんや司祭さんが集まって、たくさんの事を話し合いました。

行政や宗教の垣根を超えて行う、この行事は素晴らしいし、後世にまで戦争の悲惨さを伝えねばなりません。

今年の一斉慰霊にも多くの参列者に前橋大空襲の事、戦争の事を知って慰霊をして頂き、平和な世の中を形成していきたいですね、、。

本日は、氏子さんや企業の方々の仕事始めと商売繁昌の御祈願を執り行いました。

当宮の外宮は前橋稲荷大明神で、家内安全・商売繁昌・五穀豊穣等の御神徳を賜れ、その御神威に依り、かつて、群馬県一栄えた竪町商店街からも、今でも厚い崇敬を受けております。

また、当宮は御祈祷時にストーブ等の暖房器具等は使用しません。(殆どの神社がそうだと思いますが、、、)

身も心も引き締めて神前にて御祈祷を受けて頂きたいからです。

今は便利な世の中で、生きて行く上で大切なものが失くなりかけているように思えます。

神社は古くから日本の文化の中心に在りますので、そういった失くしかけているものに気付かせるのも神社の役割だと思います。

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氏子さんや企業の方々に、前橋神明宮の御神徳賜れる一年となりますように、、、、、。
元日、二日、三日の午前中と参拝者も多く賑わっていましたが、三日の正午に白昼堂々、賽銭泥棒をしてる人がいました。

賽銭箱を開けて、お金に手を出したところで、私は社務所から静かに泥棒に近付き、

「何してたの?」と声をかけたら、「しまった!」と言わんばかりの表情で参道入口まで走って行ったので、30メートル程参道を追いかけて捕まえたら、暴れ出しました。

基本的に私は世を憂いているので、この御時世、何をされるか分からない事も承知していますので、暴れられた時、即座に腕の関節をきめて、地に伏させました。

それでもまだ言い訳をしたり、更に暴れ出したりしたので、猫の様に襟首を後ろから掴んで社務所まで来てもらい、通り掛かった郵便局員の方に警察に通報して頂きました。

郵便局員の方には本当に感謝です。

警察官を待っていると、すぐに来て下さったのですが、暴れてる旨を通報したからか、十人くらい来て下さって、大層な事件があったのではないかと思うくらいの状況になってしまい、それから二時間程、参拝者の方々には、神社に入り辛い状況になってしまって申し訳ないです。

警察官がきたら、更に暴れ出し叫び出し、お子様連れの参拝者などは、その叫び声に泣いてしまったり、、、。


ありきたりの言葉ですが、捕まってそんなに「(警察署に)連れてかないでー!」と叫ぶなら、最初からしないで欲しいですね。

賽銭泥棒は捕まっても罪が軽いとでも思ってるのですかね?

賽銭泥棒は窃盗罪にあたり、懲役十年以下または五十万円以下の罰金です。

何より、参拝者が神社に感謝をしたり、願いを叶えて下さったお礼の為に入れた気持ちのこもった御賽銭を盗むとは、それら参拝者の気持ちを蔑ろにされているようで許せません。

その頃、妻は兼務社の熊野神社で奉仕してましたが、当宮で賽銭泥棒を捕まえる少し前に、この賽銭泥棒は、熊野神社で賽銭箱を物色していた様です。

今回の賽銭泥棒は、追いかけて捕まえた私にビックリしてましたが、

神職全てが物静かで大人しいと思ったら大間違いですよ。

悪行は許せませんね。

これからも警察署と連携して、まずは賽銭泥棒をさせない環境を作っていきたいと思います。



あけましておめでとうございます。

昨年はたくさんの方々に御参拝頂き、嬉しく思います。

今年もよろしくお願いします。

昨年大晦日からの二年参り(竪町神明宮)は、初の試みで、竪町商工会との共同で臨みました。

それなりに参拝者は増えたようです。

私はと言うと、年が変わってから、竪町神明宮で歳旦祭祝詞を奏上し、境内を氏子会や巫女さんに任せ、隣町の兼務社・愛宕神社と立川町熊野神社に赴き、歳旦祭祝詞を奏上し、竪町神明宮に帰ってきてからは皆と一緒に後片付け→二時間程睡眠をとり、兼社・福守神社・西国分町熊野神社・竪町神明宮・萱町出世稲荷神社の順に歳旦祭を執り行い、常駐する竪町神明宮に帰ってきたのは、午後の二時でした。

妻(妻も神職)には、二年参りは兼務社・八坂神社を奉仕してもらい、午前中の歳旦祭には、西国分町熊野神社と竪町神明宮を奉仕してもらいました。

新年に向かう氏子さん達の晴れやかな表情が見られて、神職としても幸せです。

善き一年となりますように、、、、、。
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