ほんの肩慣らし程度に終わった初釣行は6月初旬。そして2回目の琵琶湖は6月の終わりだった。
天気予報が外れて、この日は朝日に迎えられての出船となった。まずはウィードを探して南に向かった。とは言っても数分で着く近場のエリアだったが。
今回のタックルは新旧のハトリーズスティック3本にABU5000番台の組み合わせ。マグネシウムグリップに5000番台を乗せのは、軽いグリップと重いリールの組み合わせの使い心地が知りたかったからだ。そして肝心のプラグ達はと言うと・・・。
プラノ707の上段には・・・
干支プラグオンリー。
下段には干支プラグの他にストライクハトリーズと自作プラグを少々。今回は思い切ってインナーハンド達を外して、じっくり干支プラグ達と向き合おうという試み。
始めはご覧の3つをラインに結んだ。干支プラグの中で最も好きなペンシルベイトのホース(オス)、今年の干支のドラゴン、そしてバブルダンサー。
トップバッターはホース。ウェイトもあってロングキャストが利き、足の長いスライドが得意の正統派ペンシルベイト(だと思う)。久し振りに使ったが、足の長いペンシルベイトはそれだけで満足してしまいそうだ。暫くキャストを続けたが、そう簡単に出る筈もなく・・・。
次は今年の顔、ドラゴンを投入した。ホースとは違って小回りを利かせたテーブルターンでバスを誘う。が、バスは誘われなかった。
このポイントに見切りを付けると、次は北のエリアを目指した。
時刻はは8時を過ぎていた。空には雲が広がり梅雨らしい天候に変わっていた。このエリアは水質も良く、水面下には背の高いウィードも見られた。
プラグをホースからドッグ(メス)に換えた。その1投目だった。岸寄りのウィードラインに向かって遠投した。着水後のポーズ。そして3度スライドさせた後だった。”ボショ”と小さいバイトだった。2年振りのバイトにもかかわらず、意外にも冷静な自分がいた。バスの手応えを感じた。FGOが弧を描いていたがサイズは小型のようだった。簡単に獲るつもりだったが、船べり近くまで来ると一気にラインを引き出して潜っていった。その瞬間40センチ程のサイズだと分かった。これはちょっとマズイかな、と思った時には既にウィードの中に逃げ込まれていた。そしてあっと言う間に手応えがなくなってしまった。”あ~あ、バレちゃった”
思わず独り言を発してしまったが、悔しい思いは全くなかった。すぐにまたキャストを繰り返した。でも後が続かなかった。
次はシープ(メス)を結んだ。オスよりスライドが得意で、個人的には好きなタイプのペンシルベイト。暫く同じエリアのウィードラインを流し続けた。
ヘアーも登場させた。”ぴょこぴょこ”と跳ねる様が何ともウサギらしくて愛らしい。
湖面にさざ波が出てる時はハッピーモールを泳がせてみた。
気分転換にコッキービートルも引いてみた。
そして・・・
自作ペンシルも泳がせた(画像は前回釣行時のもの)。スティッキーを模してバルサで作ったが、見た目の出来はともかく、動きの面では久し振りに納得出来るもので、バスを連れて来るのも時間の問題だと期待している。
1日を通して穏やかで釣り易い状態だったが、結果は1ヒットのみで終了となった。琵琶湖のシビアさは相変わらずだが、このヒットに良い予感を感じずにはいられない。ただ、この逃げたバスの価値が分かるのは、今シーズンが終わりを迎えた時になる・・・。
愛艇「ひさのや号」。今シーズンもお世話になります。