久々帝劇。

久々新作?ミュージカル。

 

1789~バスティーユの恋人たち

 

かと思ったら宝塚で上演はされていたのね。

色々調べたいけどそれ以上のことを調べる前に久々のちゃんとしたプレーンな感想。

 

上からだんたんと一般的→ヲタ向け→独りよがり

と感想がグラデーションの様に内容変わりする。

 

 

【革命×ミュージカル=・・・?】

 

確か去年エリザベートを観に行ったときにポスターでこの存在を知る。

 

社会科という科目が嫌いで逆に社会の先生に謝られたことのある私は

「1789」という年号にはピンとこなかったけど別のピン!があった。

 

きたよ、フランス革命のミュージカル。

要するに群舞+大合唱。

無条件興奮ね。降伏でもいいけど。

 

その時に観ようって決めたけど実際行ったのは千秋楽10日前。

 

最近お笑いばっか観てるからアンテナが鈍いんよね。

ただ皮肉にもこの作品のことを思い出したのが

超激戦だった来月からのエリザベート帝劇1か月公演のチケット争奪戦っていう。

 

チケット争奪戦激化→チケット取りたい熱上昇→真剣な情報収集→勢い余って他公演のチケット取っちゃう

 

ってこれ病気ね。

チケット症候群(ticket syndrome)ね。

 

そうか、エリザベートのお陰でこの作品にたどり着けたのか。

おめでとう私。

ありがとうエリザベート。

 

特に休憩前1幕。

名作だなって身体が反応した。

パワーよ、パワー。

 

革命の真っただ中にいた人からしてみたら

パワーどころの騒ぎじゃないよ!腹減ってんだよ!って感じだけだろうどさ。

怒りが何かを変える感じはね、

2016年の今日、ただ喚き散らす人が多い中で過ごす私には一種の憧れなんよね。

 

レミゼが一日の終わりに(At the end of the day)ではじまるように

1789も Ohパレロワイヤル(という曲だと思う、多分)ではじまった。

 

これ感覚的な感想ね。

でもそのへんの一致も非常に好みなんだと思う。

 

ただね、休憩前で期待がふくらみすぎた感も正直ある。

2幕(休憩後)は駆け足すぎるのと、結局全体的に恋愛要素がおまけになっちゃってるのよ。

せっかく悲恋の代名詞、少女マンガと言えばの真骨頂、

マリー・アントワネット&フェルゼンがいるのに、なんかうまく使えてるか?この二人。

ロナンとオランプの恋愛ってなんなんだ?

と、1789の恋愛要素に関しては疑問符ばかりが浮かんでしまう。

 

悲劇の演出にマリウス×コゼット×エポニーヌは不可欠だし、

キム×クリスがあそこまで愛し合ったのはラストの悲劇に不可欠だし・・・・

と枚挙にいとまがない。

今、枚挙にいとまがないって使ってみたくなっただけ。

 

 

名作は恋愛要素がメインでもおまけでもなく不可欠になっているんだよね。

 

「名作に恋愛は不可欠だけど恋愛ありきで名作は生まれないな、なんとなく」

真理というか私の好みだけど名言風に「」付き。

 

なんやかんや言っとりますがやっぱ好きだな、革命が舞台のミュージカルは。

レミゼしかり、MAしかり・・・・。

 

ただ先述の通り、社会科が嫌いすぎて理系の道を選んだ私のフランス革命とかフランスの歴史の知識元は

ミュージカルとベル薔薇のコミックだけだからね、あしからず。

 

でもさ、つまらない暗記させるくらいならミュージカル観た方がよっぽど身になると思わない?

 

あとね、ロココとバブル。

実際経験しておきたかった生活様式と言いましょうかね。

豪奢で怠惰で楽観的。

そのへんの憧れもあるんだろうね。

 バブルは余計だったわね。1789、ロココロココしてたよ。

【小池修一郎】

 

私が演出家で舞台を観に行くのは4人だけかな。

 

蜷川幸雄

野田秀樹

宮藤官九郎

小西優司

 

いのうえひでのりも入れようかと迷ったけど、

いのうえさんというより新感線の名前に反応してるしね。

 

小西さんは私がお芝居なんかに手を出していた時にお世話になっていた劇団の演出家なのよ。

在籍時は・・・・あ!自主規制。

ただ今は純粋にファンなのだ。

 

 

縦の蜷川、奥行きの野田、ファンタスティッククドカン、品(格)の小西

って勝手に呼んでいる。

 

でね、今回の演出家・小池修一郎。

女子ヲタクが喜びそうな舞台の演出には必ずこの人がいるんだわ。

宝塚でもだいぶ演出してるしね。

 

今回もあの人か、くらいにしか思わなかったのが正直なところなんだけど、

この人の演出が大当たりすると舞台が大きく荘厳なものになる。

 

それが今回。

 

鏡・丈のある大道具&美しい古さが相まって荘厳な舞台に圧倒されていた。

 

で、気になったのがキャストがアフタートーク(たまたまあったのよね、ラッキー)

で触れていた・・・・えーと確か額縁。ガクブチ。

 

ヤオヤって聞いたことある?

 

八百屋さんの店頭を思い出して欲しい。

少し斜めの商品代に野菜を載せることによって奥の品物がお客さんに見えやすい飾り方。

 それを舞台で再現するとお客は奥まで見やすくキャストは斜めで腰痛める、と。

新感線では毎回のように見かけるあれ。

 

ガクブチはヤオヤのちょうど逆。

奥が下がって手前が上がっている感じ。

 

そこを若い役者が駆け上がってくるのよね。

大変そうだなの前に「すげぇ!!!!!!舞台広い」って思った。

 

やられたぜ、小池修一郎。

 

小池徹平曰く、勢い余ってガクブチの縁を超えちゃわないように毎回気を付けてるらしいけどね。

 

演出なんか一生出来るわけないのに偉そうなことを言う。

2004年くらいのエリザベートLED演出のことは水に流すぜ、小池さん。

 

 

【小池繋がりで徹平】

 

私は最近、少しお顔が崩れたというか現実味を帯びた方が好みだが

若かりし頃は「藤木直人と小池徹平」が完全に口癖だった。

好みの男性を聞かれた時のだ。

 

やっぱりいい。

背が低くて色が白い男性というのは

なぜあんなに色気と茶目っ気があるのだろうか。

 

【2000年前後に帝劇に通いまくっていた皆さん、お待たせしました】

 

坂元健児

吉野圭吾

岡幸二郎

ソニン

 

ほらね、ぞくぞくするでしょう。

 

ソニンは相変わらず強く美しく

 

サカケンはあまりバズらず(最近のバズってるとは違うよ。バズーカね)

吉野君は三枚目要素もないけれども

岡さんはジャベ要素強めだったけれども

 

どもどもども。だよ。

うはぁぁぁぁってなった。

 

女優さんに出待ちしたのは後にも先にも新妻聖子&ソニンだけ。

そういえばサカケンと溝の口のスーパーで会ったけど声かけられなかったな。

吉野君ってなんかZAZYに見えるときあるんだよな。

おねぇな岡さんを舞台上て観たいな。

 

とか余計なことを考えられるのもあの時代に

自宅↔有楽町間の定期券が本気で欲しかったくらい通い詰めたからだよね。

 

あと上原君とか古川君とか・・・どこまでがメインキャストかわからん。

 

きっと皆さんも満足しまっせ。このキャスト陣。

 

【カーネネ・サヤテペ】

 

神田沙也加ちゃんがアフタートークで話してたところによると、

 

今回観なかったロナン・オランプコンビはカーネネっていうらしい。

加藤和樹・夢咲ねね

なるほど。

 

今回のコンビは サヤテペ。

小池徹平・神田沙也加

なるほど。

 

なるほど!じゃない。

公演期間中、積極的にこのあたりの単語を使いこなしてこその

東宝ミュヲタ(※東宝ミュージカルが爆発的に好きな人)ではないのか!

 

悔しい、悔しすぎるよ。

もうあたしはすっかり一般人でお笑いファンだよ。

えーん。

 

帝劇複数キャスト公演によくあるよくわからない呼び名。

ペアにつくこともあるし、個人につくこともある。

記憶に深く刻まれているのは銭ジャベ。

 

そんな人がいるとは思えないけど、

この記事を読んでミュージカルに興味を持った人は勝手に調べてほしい、銭ジャベ。

 

【少し通わせて】

 

一応ね、千秋楽当日券抽選に応募したけれど

一応ね、梅田のスケジュールを確認したけど

 

スケジュール×情熱×当選確率=今回はもう動けないの数式が・・・。

 

けど、せめてもう一度見てみたいのよ。

カーネネ 花總まり

あーそしたらカーサヤも、ネネテペも・・・・・

 

うん、再演熱望。

 

 

 

以上。

 

 

次回「たしハス」は5/17 21:30-
【彼ナシ15年】たしなむていどにハスキーを【第5声】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv260066420

 

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