一回忌
5月8日、命日より10日程早かったけど、おばあちゃんの一回忌を行った。
天気は晴れ、おばあちゃんが大好きだったお花が境内を美しく飾っていた。
3年前、おじいさんの法事で親戚・友人一同集まり、それを記念に大きなお墓を立てた。
周りのお墓と比べても普通の大きさのお墓だけど、若い時に旦那をなくし、
女手一つで叔母と母を育て上げたおばあちゃんが一生懸命お金を貯めて立てたお墓だから、
それはとんでもなくデカイ墓だ。
そこでおばあちゃんがみんなの前で話してから、ホントにあっという間に時間が過ぎて行った。
鮮明に覚えているのは、おばあちゃんがやっと立てたいと言っていたお墓が立ったというのもあるが、
その時初めておばあちゃんに自分が今(当時)交際している人がいるということを打ち明けた。
おばあちゃんは曲がっていた背筋が一瞬にして伸び、びっくりした様子だった。
でも「あんたはやさしいから、いるんじゃないかなって思ってたよ」って言ってくれた。
何があっても、俺がどんなバカなことをしても、おばあちゃんだけはいつも味方してくれた。
そんな日から2年。何一つ不満のない生活から、いつかは来るとわかっていた日が来てしまった。
おばあちゃんは僕が中学生くらいの時から、
「どんなお嫁さんをもらうのかしら、結婚式まで生きていられるかしら」ってずっと言ってた。
大学に入学した時にはすでに80歳を超えていたから、長生きしてもらいたいけど、それが出来ないなら、
先に自分が結婚するしかないって思っていた。だからいくつまでに結婚したいって聞かれたら25って言っていた。
それだけの為に早く結婚して子供の顔を見せてあげたいってずっと思っていた。
残念ながら、おばあちゃんの念願だった結婚相手の顔を見せてあげることは出来なかった。
亡くなってから1年が経って、家族や周りの方々のおかげでもちろん寂しいけど、本当に立ち直れたと思う。
人間だから誰もが不幸は経験すると思う。だから自分だけじゃない。だからこそいつまでも泣いてられない。
去年の暮れまで、こういうことを悟られないようにとわざと明るく振舞ってたけど、
今年入ってからそういうフリをするのを自然とやめられた。
時間が経ったから、というのもあるが、間違いなく周りの支えて下さった方々のおかげだと思う。
周りの人にこれから少しずつ恩返ししていこうと思います。今後とも、宜しくお願い致します。
