ふわり。甘ったるい良い香りが鼻孔をくすぐった。
バニラのようでありながら、色に例えると桃色のような。
そんな香りにつられて視線を向けると、
ギャル。
GAL。
ギャル。
ギャルじゃあないか。
人の少ない改札内に向かって、後ろから来たギャルが私を追い越していった。
綺麗な黒髪のセミロングに、暖かそうな黒のダウンジャケット。
しかし、黒のミニスカで生足はしっかり見せつけている。
ギャルだ。
圧倒的神々しさ。
拝んでおこう。
ああ、ありがたや。
なあんで、ギャルってあんなに魅力的なんですかね。もちろん、どんな女の子も魅力的ですけど、ギャルだけは別格というか、本能が刺激されるんですよね。絶対に届かないことが分かっているから、神秘性を感じるんですかね。
ギャルに続いて、私も改札を通る。「ピッ!」残高、2117円。
改札すぐの階段を上っていく私。少し離れた上の方にギャル。
んんんパンツ!!!!!
ギャルのパンツが見えておるぞ!!!!!
咄嗟に目をそらすも、雄の性。その絶景は脳裏に焼き付いてしまった。
黒のミニスカの中。健康的なふとともの付け根には────
そういえば、高1のクラスに黒ギャルと白ギャルがいましたね。釣り目で気の強そうな黒ギャルと、たれ目で優しそうな白ギャル。今考えると対比がすごいな。もしかしてあの空間って漫画アニメだったの?私はカースト最底辺の人間ですから、クレジットにすら載らないのでしょうが。
ギャルと言えば中学にもいたね。ツケマつけてきて生徒指導されてたらしい。その子、高校では生徒会長まで昇り詰めたらしい。アニメか?やっぱギャルって別世界の人間なんだろ?まあ、接点が一切なかったから全部“らしい”としか言えないけどね。
ギャルって街にはいるけど、部屋とかの私生活が全く想像できない。日中は見るけど、夜どこにいるか分からないカラスと同じだね。ギャルって遠目で見ることはあっても、相対すると怖いよね。これもカラスと同じだね。ギャルってお目目がクリクリできゃわわだね。これもカラスと同じだね。箇条書きマジック。
ギャルにメチャクチャ煽られながら情けない吐精をしてみたいね。
ギャルにメチャクチャ煽られながら
情けなく吐精したい───っ!!!!!
え?あ、はい。はい。
えっと、なんか不可能らしいです。
<閑話休題>
────まあ、全部嘘なんですけどね。
心よりお腹が虚しいので飯食ってきます。
では。