
昨日埼玉スタジアムで行われたワールドカップ予選、日本対オーストラリアの試合では、1対1の引き分けで見事日本がワールドカップへの切符を手にしました!
昨日の試合は、攻守の入れ替えが激しくシュート数も多かったので、テレビで見ていて面白かったです!
現在のサッカー日本代表監督は、イタリア出身のアルベルト・ザッケローニ(1953~)さんです。本日は、ザッケローニ監督のキャリアをご紹介します。
ザッケローニ監督は、イタリアでサッカー選手をしていましたが、肺の病気や怪我に苦しみ、20歳を前にして引退しました。その後は、家業のペンションの従業員を務めたり、保険代理店を経営したりしながら、サッカーの指導者の道を目指しました。
1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任します。サッカーを引退してから約10年でクラブの監督になることができました。
ザッケローニ監督の経歴は、下記の通りです。
<監督経歴>
・チェゼナティコ(イタリアクラブ、1983~1985)
・リッチョーネ(イタリアクラブ、1985~1987)
・ボカ・サンラッツァーロ(イタリアクラブ、1987~1988)
・バラッカ・ルーゴ(イタリアクラブ、1988~1990)
・ヴェネツィア(イタリアクラブ、1990~1993)
・ボローニャ(イタリアクラブ、1993~1994)
・コゼンツァ(イタリアクラブ、1994~1995)
・ウディネーゼ(イタリアクラブ、1995~1998)
・ACミラン(イタリアクラブ、1998~2001)
・ラツィオ(イタリアクラブ、2001~2002)
・インテル(イタリアクラブ、2003~2004)
・トリノ(イタリアクラブ、2006~2007)
・ユヴェントス(イタリアクラブ、2010)
・日本代表監督(2010~)
「ビッグ3」と呼ばれるACミラン、インテル、ユヴェントスをすべて率いた経験を持ち、ACミラン監督時代には、就任初年度の1998-1999シーズンにセリエAでリーグ優勝し、同年のイタリアサッカー選手協会年間最優秀監督賞を受賞しています。
ACミランの最終年度は成績不振によりシーズン途中で更迭。その後のラツィオ、インテルは成績不振で1年契約で終了。トリノはシーズン途中で解雇されてしまいます。その後、3年のブランクの後、ユヴェントスの監督に就任するもチーム状態の改善に失敗し、シーズン終了後契約更新とはなりませんでした。
そういった状況の中、日本代表監督の話があった際はとても喜んだそうです。自分からお金を払ってでも日本に行きたかったそうで、『一流の指揮官を目指す為に代表監督のキャリアを積みたかった』と考えていました。
2010年8月30日に、推定2億円2年契約で2年間の延長オプション付きで日本代表監督に就任しました。本人は、緊張感を保つために単年契約を希望していたそうです。近年クラブで実績を残せなかった状況下では、まさに背水の陣だったのでしょう。
日本代表監督就任後は、1年間無敗(16試合目で途絶える)で2011年に行われたAFCアジアカップでは優勝へと導きました。そして昨日、ワールドカップへの出場権を手にすることができました。
Jリーグおよび日本代表監督(男女)に就任するには、JFA(公益財団法人日本サッカー協会)が発行する公認S級コーチの免許が必要です。
公認S級コーチの免許を取得するには、公認D級もしくはC級ライセンスを取得後、公認B級→公認A級→公認S級と順に免許を取得していく必要があります。
各級コーチ免許の受講資格は、下記の通りです。
【受講資格】
<公認D級ライセンス>
・2013年度の場合、20013年3月31日現在、満18歳以上である者。
・地域においてスポーツ活動を実施している指導者および、これから指導者になるとする者。
<公認C級ライセンス>
・2013年度の場合、20013年3月31日現在、満18歳以上である者。
・地域においてスポーツ活動を実施している指導者および、これから指導者になるとする者。
<公認B級ライセンス>
・2011年3月31日現在、満22歳以上であること。
・公認C級コーチ(旧公認地域スポーツ指導員C級)の資格を有すること。
<公認A級ライセンス>
・公認B級コーチ資格を有し、B級コーチ養成講習会受講後1年以上の指導実績を有する者。
・B級コーチ養成講習会受講時の成績を参考にします。
<公認S級ライセンス>
・公認A級コーチで、公認A級コーチ養成講習会時に成績優秀であり、かつ指導実績叉は競技実績をJFA技術委員会が認めた者。
・技術委員会が特に認めた者(海外におけるライセンス取得者等)。
公認S級ライセンスを取得していたとしても、必ずしもJリーグや日本代表監督になれるとはかぎりません。ある程度の監督しての実績が必要になります。
日韓ワールドカップの時に韓国の代表監督を務めたフース・ヒディンクさんは、母国オランダの代表監督経験があり、フランスワールドカップで4位に。また、レアル・マドリード監督時は、トヨタカップの優勝経験がありました。
昨日の対戦相手だったオーストラリアの監督、ホルガー・オジェック(1948~)さんは、浦和レッドダイヤモンズ監督時代に、アジアチャンピオンズリーグ制覇の実績があります。
本田や香川や長友はインタビューで「優勝する」と発言していました。ブラジルワールドカップでの日本代表選手とザッケローニ監督の活躍に注目です。
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福井祐平