人財に学ぶ 岡田絵里香 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


岡田絵里香さんは、1983年3月14日生まれ、岐阜県出身のタレントです。



岡田さんは、生まれつき耳が聞こえませんでした。また両親ともに耳が聞こえませんでした。音のない世界が当たり前の環境で育ったおかげで、ある意味妙なコンプレックスを持たずにすんだそうです。



家族の楽しみが、字幕付きの映画でした。それを見て女優になりたいと思ったそうです。



小学校低学年のころ両親が離婚しました。両親ともに岡田さんを引き取ることを拒みました。そして、岡田さんは、ホームレスになってしまいました。公園の水道で髪を洗い、ベンチで寝る生活をしていました。



雑誌の取材で当時のことを、「死にたいよりも、とにかく食べたい。それだけしか考えてなかった。どうやったら、お腹を満たせるのかなって。当時は小学生だったし、そもそも死ぬって、いったい何?っていう感じで、よくわからなかった。」と語っています。



岡田さんは、あきらめるのは苦手だけど、切り替えるのは得意だそうです。



「あのときにこうすればよかった!」って考えて、後悔して落ち込んでも意味がない。なにかのせいにしても意味がない。なにかのせいなんだって、考えれば考えるほど、ドロドロな感情にのまれるだけ。もう、気持ちを切り替えるしかない。 切り替えは、あきらめるのとは違う。忘れるのとも違う。 前へ進み出すチャンス。



岡田さんは、聾学校時代から女優を夢見ていました。しかし、当時誰も岡田さんが女優になれるとは思っていませんでした。岡田さんは女優になれると信じ、アルバイトをしながら努力を続け、ついに念願の女優になることができました。



2007年には、カンヌ国際映画祭コンペ部門監督賞を受賞した映画「バベル」でブラッド・ピットと共演することができました。



岡田さんの憧れのタレントは、志村けんだそうです。その理由をNHKの番組内で、「お笑いの番組が笑えなかったが、志村けんの番組は字幕がなくても笑えた。全ての人たちを笑わせられる志村けんさんはすばらしい。」と語っています。



岡田さんの今があるのは、自分を信じ、気持ちを切り替え、目標に向かって努力を続けた結果だと思います。転職活動でも不採用になることもあると思いますが、すぐに気持ちを切り替えて足を止めないことが大切です。



岡田絵里香さんの今後の活躍に注目です。

福井祐平



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