
秋元康(1958年~)さんは、日本の放送作家、作詞家、プロデューサー、脚本家、映画監督、漫画原作者、タレントとして活躍されています。2005年に結成された女性アイドルグループ『AKB48』の総合プロデューサーとしても知られています。
秋元康さんは東京都出身で、小学生のときは官僚になることを夢見ていました。周囲の大人が官僚が良いと言うので官僚になることを思いついたそうです。
高校2年生の冬、受験勉強中に何気なくラジオ番組を聴いていた時に、この程度なら自分でも書けると思い、せんだみつおを主人公とした平家物語のパロディをノートに書きニッポン放送に送りました。そのことがきっかけで、高校在学中から放送作家グループに在籍することになりました。
高校を卒業後、中央大学に進学するも大学にはほとんど通わず、放送作家業を継続していました。放送作家業に物足りなさと将来の不安を感じていたころ、朝妻一郎(現フジパシフィック音楽出版代表取締役会長)さんと知り合ったことがきっかけで、作詞を手がけるようになりました。
今では様々分野で活躍されています。2007年に放送された「情熱大陸」では、自分の職業を作詞家と発言しています。
「何かに絞ろうと思ったことはないですか」との質問に対し、「ないです。興味のあることとか、好奇心が全てですよね。面白いと思ったらやるし、面白くなかったらやらない。」と回答しています。
放送作家も、自分のほうが面白いものが作れるという気持ちから始まり、現在も面白さを追求されています。
秋元康さんは、自分が手がけたものが全て成功しているわけではありません。飲食店も何店舗か回転しましたが、全て閉店しています。
私が秋元康さんを調べて感心したのが、放送作家の職業に将来性に不安を感じ、作詞業を始めたことです。自分の職業の将来性を考え、新しい分野に進んでいます。
現在でも、衰退産業から成長産業へ転職する方が多くいます。ハード機のゲーム会社からソーシャルゲームの開発会社へ転職したり、出版社から電子書籍の会社へ転職する方が多くいます。
求人の中には今が入りどきのベンチャー会社がたくさんあります。しかし、会社規模や組織が不安定で、いつ倒産するか分からない会社がほとんどです。
しかし自身で、成長企業かどうか、今後も必要とされる職種かどうかを判断することは難しいです。私もよく紹介した求人の将来性について求職者から質問されます。
入社したい会社があったときは、自身で調べながら、キャリアコンサルタントにその会社の将来性について質問してみることをおすすめします。
余談ですが、私は篠田麻里子が推しメンです。
福井祐平
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