『キャリア』の意味について | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


キャリアという言葉の意味について解説したいと思います。


これまでのキャリアといえば、学歴、職歴、仕事、職位、役割などの意味で使用されてきました。


キャリアという言葉を使用する単語では、『キャリアを積む』や『キャリア不足』など職業や技能の経験を意味するもの。また、国家公務員で上級試験を合格している方を表す『キャリア組』などがあります。


現在では、生き方、働き方といった個人の生涯、人生という広い意味も含まれるようになりました。


私自身、求職者との面談の際は単に仕事の斡旋だけでなく、その人がどういう人生を送りたいのかを確認するようにしています。


また本人の視点から見た場合、キャリアという意味には『外向きなキャリア』と『内向きなキャリア』の2つの意味があります。


外向きなキャリアとは、客観的価値基準、他者からの評価になります。一流大学に入りたい、一流企業や安定企業に就職したい、高い給料が欲しい、人気の職業につき他人から認められたい気持ちなどが外向きなキャリアになります。


内向きなキャリアとは、自らの心理的、精神的価値基準になります。仕事のやりがいを求めたり、自分の適正にあった仕事につくことで達成感を感じることが内向きなキャリアになります。


一流企業に入ったけれども仕事にやりがいを感じない、仕事は楽しいがもっと給料が欲しいなど、外向きと内向きのキャリアのバランスが崩れたときに転職を考える方が多いです。


求職者との面談の際は、必ず外向きのキャリアと内向きキャリアの両方の希望を確認するようにしています。


今後の働き方、生き方を考える際は、自身の外向きと内向きのキャリアの両方を理解することをおすすめいたします。



福井祐平



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