(前編からの続き)



◯大会当日の朝


前日はやっぱり興奮してあまり眠れなくて、朝すごくはやく目が覚めた。

でも天気は最高に気持ちよく晴れてて、今日を最高の日にしよう、しなきゃいけない、そんな決意とともに会場に向かった。気分は不安3:ワクワク6って感じ。


待ち合わせ場所でハタケと、一緒に出る仲良しの2人と合流。こうして仲の良い友達と、普通じゃできない経験ができること、これは本当に最高のこと。





会場に移動して、開場を待つまでの間に改めてひとつ実感したことがある。




ハタケの交友関係の広さ!!!






色んな人に声かけて仲よさそうに話をしていて、それがだれか聞いたら誰でも知ってる有力者でびっくりして。そんなことがたくさんだった。



TAやフェスタで名前を見るようなすごい人たちって正直自分たちとは別世界の存在で、いい意味でお化けみたいに感じていたのだけど、話をすればするほど、当たり前だけどみんな同じ人間で、緊張もすれば不安もあって、そして同じようにモンハンを楽しんでる人たちなんだなって実感することができた。それってうまく言えないけど、なんか嬉しかった。



ただ、有力者多すぎで、ほんとにこれボーダー2'20でいいの?ってめちゃくちゃ不安になったけれどね。




◯予選、ベリオロス


そしていよいよ予選開始の時間。ハタケと話して、一番最初は避けたいけどできるだけはやく終わらせたいね、ってことになったからちょうど2巡目くらいに回ってくるところに並んだ。


席についてDSみたらもう心臓バクバクだったな




クエストの内容はまだ書けないからちゃんとした振り返りができないけれど、私は少しミスをした。頭が真っ白になりかけたけど、でもそのリカバリー方法を何度も練習していたミスだったからすぐにいつもの流れに戻すことができて、ようやく落ち着いた。


狩りの途中は何度もハタケと声をかけあって作戦を進めた。なんか岸に向かって2人で励ましあって海を泳いでいるような、そんな気分だったな


必死だったから、討伐した後は身体がこわばりすぎてタイムの画面を開けなかった。

ハタケが教えてくれたタイムは私たちのベストから2秒くらいしか違わないもので、そのとき身体中の力が抜けた。



一番恐れていたのはミスで予選敗退することだったから、自分たちのやってきたことが本番でちゃんと出せた、これで負けたら悔いはない、そう思えたことが本当に嬉しかった






合流した仲間のペアもやりきったみたいで、喜びを分かち合いながら会場の外へご飯を食べに。


でもハタケのもとに続々入ってくるタイムが私たちよりすごいタイムばかりで気が気じゃなかった。


お腹がもうずっと痛くて、お昼に選んだラーメンは半分以上残してしまった。



そして結果発表。


私たちは無事、5位で予選通過することができた。







◯東京決勝の舞台


今回の大会では決勝前に控え室でアンケートを書かされた。


アンケートの中に意気込みを書く欄があって、ハタケはさらっと頑張ります的なことを書いていたんだけど、私は後でそこにこっそり書き足した。



「いつも周りを盛り上げることに一生懸命な相方を、全国に連れて行きたいです」




実は大会の練習期間中、私はリアルのことで悩みを抱えていた。


極力練習には影響させないようにしていたつもりだったけれどハタケは察してくれて色々話を聞いてくれた。

その中でもらったある一言で、ハタケがフェスタの相方をどれだけ大切にしようとしているか、というのを感じた。


その一言については書かないが、そもそも自分をこうして誘ってくれて出場するチャンスをくれたこと、そして相方として気持ちを寄せてくれていること。

弱っていた自分にはそれが本当にありがたくて。


だから決勝の舞台では何よりもこの人のために頑張ろう、という決意を、そのアンケートに込めた。






そしていよいよ晴れ舞台。








私は最初の乗りを失敗して、リカバリー不可能な状態にしてしまった。

















理由は説明できる。

本番のテンションで力が入りすぎたのかいつもよりも乗り連打が逆にスムーズで、作戦でやっていたタイミングより一行動早く倒せそうになった。

ただ練習ではやく倒しすぎると相方のポジショニングが整わず、うまく電撃貫通弾の射線をとれなくなることがある。倒していいか、待つべきか練習では迷ったことのない迷いが一瞬頭をよぎったときにはもう手遅れになっていた。

そういうことなんだけれど、そうなってしまうくらいにしか準備ができていなかった、ということなんだと思う。







そこからは這々の体で黒炎王との戦いを終わらせることで精一杯。

タイムは散々で、「自分のミスで、私たちはやってきたことを出せずに負けた」という事実が残った。









◯全てを振り返って


今回実感したこと。狩王決定戦というのは一発勝負だけれど、あの数分は、それまでの一カ月という期間をどのように使ったか、ということの縮図なんだなということ。



こうして書きながら振り返ってみると、私は「決勝ステージに立つこと」が一番の目的になっていて、「決勝を勝ち抜いて全国にいくこと」を絶対にやり遂げる、という姿勢が足りなかったんだな、と感じる。


ハタケは全国にいくには黒炎王のクオリティをもっとあげないといけない、とずっと言ってくれていた。

実際予選は通りさえすればよく、結果論だけれど2'30というタイムであっても通過できていた。

一方で決勝は予選を勝ち抜ける有力者たちが優勝を目指して全身全霊をかけて作り上げた作戦をぶつけ合う場で、それを凌駕するだけの努力をしなければ到底勝てない。


それでも自分たちがベリオに時間を費やさざるを得なかったのは私が予選通過に対して見通しを立てられなかったことや、私たちのペアが作戦を安定させられるまでに時間が必要だったためで、これこそが実力なんだと思う。



狩王決定戦2017東京大会8位(実質)、私たちが一カ月かけてたどり着いた結果。


ステージに立てた喜びもとてもとても大きい。

そして、その何十倍も、悔しい結果だった。







◯ハタケへ


今回、誘ってくれてありがとう。


最初は思い出づくりみたいに言っていたけど、途中から全国を目指すって本気でいってくれていたのは、そう思えるくらい自分たちはやれるって思わせることができたからだと思ってる。


そのことが本当に嬉しいし、その期待に応えられなかったのが本当に悔しい。


でも、2人で挑んだ大会、本当に楽しかった。たくさんの人と出会えたこと、舞台でタル振ったこと、すべて楽しかったよ。


そんなたくさんの感情を味わうことができたことに心から感謝します。



改めて、いい思い出を本当にありがとう!!