息子の幼稚園を変えない為にも、
家族で暮らした家に住み続けることも考えました。


しかし、結婚を機に住み始めた夫の地元。
家族3人で暮らしていた街に、息子と2人だけで暮らすことに、少しずつ抵抗感が出てきました。

無職では家は借りられない。
とにかく収入を得なければ!と仕事を探しました。

4年間専業主婦をしていたので、
働けるか自信はありませんでしたが、
ずっとやっていた職種のパートに応募して働き始めました。


幼稚園の送り迎えに合わせるので、
働ける時間は1日6時間。

息子の体調不良や行事などで休めば、
手取りは10万円にも満たないものでした。


この状況では夫から貰う予定の養育費は、
生活費としてあっという間に消えてしまう。
何の意地かは分かりませんが、
養育費をアテにして暮らすのは嫌でした。


夫から振り込まれるお金は、息子宛てのもの。
息子の習い事や教育費に使うならまだしも、
食料に消えていくことは避けたいと思いました。


そこで私は、離婚するまでに正社員を目指すことにしました。
パートをしながら正社員の求人を探し、1社理想的な会社を見つけ応募しました。


場所、給料、労働環境ともに文句ない場所でした。


ブランクと年齢が不安でしたが、
十数年ぶりに企業研究をし、
志望動機を何度も練り直して挑みました。


ありがたいことに即日で内定をいただき、
正社員の称号を手に入れることができました。

そのあとすぐに実家近くの不動産屋に行き、
内定証明書を手に部屋探しを始めました。


やはり正社員という肩書は強くて、
内定証明書は審査で大活躍してくれました。


営業の方のお話では、シングルマザーはパートが多いので、審査を通すのに少し苦労するのは確かだそうです。


こうして、息子と2人で暮らす家を確保し、
また一歩前進できました。