義姉は私のキャリアを取り戻そうと、
保育園の迎えを義母と交代でやると買って出てくれました。


気持ちはありがたかったのですが、
父親である夫はそんなこと一切考えず、
ただ遊び呆けていました。


それなのに、何の関係もない義姉や義母に育児の負担をさせるのは筋違いだし、
とりあえず気持ちだけ頂いておくことにしました。


夫はまだ30代半ば。
女性と違いまだまだ若いと言われる年齢でしたし、
これから再婚も十分にあり得ると思っていました。


いくら私に申し訳ない、孫・甥が可愛いとは言え、
新しくお嫁さんを迎える時に前妻の育児を手伝っているのは双方気まずいはずです。


その点から考えても、義姉と義母に離婚後もお世話になり続けるというのは難しいとお伝えしました。



すると後日、義姉経由で義両親の意見が送られてきました。



「もし息子が再婚すると言い出したら、私たちとしては絶縁するつもりでいます。

息子の不祥事がキッカケの離婚で、本当に申し訳なく思っています。
私たちの孫は、これからも○○君一人です。
○○君が不自由なく育っていくためにも、出来る協力はするつもりです。

離婚という形にはなりましたが、○○ちゃん(私)はとても頑張ってくれたし、感謝しているし、他人になるのは寂しいです。

息子は結婚をせず、○○君が大人になるまでがむしゃらに働くのが贖罪だと思っています。

どうか自分を責めず、私たちに気を遣わず、やりたいようにして下さい。
そのために、私たちを利用してくだされば幸いです。」



義両親が私に対して申し訳ないと思ってくださっているのは、よく分かっていました。

しかし、再婚をしたら絶縁とは…
少し驚きました。


私は真逆で、いつか再婚して欲しいと思っていました。

私と得られなかった幸せを誰かと見つけてくれたらと本気で願っていました。



とは言っても、義両親にとっては可愛い息子。
再婚したら絶縁だなんて、そうはいかないのが血の繋がり。



けれど、私を思いやってくれる人がいるのは、
当時は救いでしかありませんでした。