2019年一回目の更新が4月(;^ω^)

冬の間は温泉施設の中に入っているリラクゼーションで働いてました(期間限定で正社員)。

3月末までいて4月になったら本格的に畑に出ようかなと3月後半からトラクターの整備やらしてたのですが、

3月31日にドカ雪が10㎝ほど雪が降ってしまい出鼻をくじかれております(/ω\)



それではここから2018年の畑の収量を考察を



2018年の収量は全品種合わせて5,6トンというところでした、作付面積が約4ha、実験栽培にんにくやジャガイモの不耕起栽培等々で1ha使っているので実質3haほどなので10a(1ha=100a 10a=約300坪)あたり200kgとなる。普通栽培での平均収量が10aあたり2000kgなので10分の1という非常に低い収量になる。この数字だけでは木村秋則式自然栽培は収量が少ない栽培のように思えるがそうではない、ここにそれぞれの畑の土の状態・植え付けの日にち等を考慮に入れると本当のところがわかる。

3haの畑は16枚の畑の合計で大きい畑で30a小さい畑で9a、この中で最も収量があった畑が30a畑で1500~1800kg、10aあたり500~600kg。最も少なかったので9aの畑で20kg(全然育たなくて非常にショック)。収量の多かった畑をA畑少なかった畑をB畑として、この2枚の畑はどちらも使い始めて2年目の畑でじゃがいもも2年連作している。

A畑は日当たり良好、山を切って造成した畑でやや砂質、草がよく生え自然栽培に適した状態で5年以上(おそらく10年以上)、自然栽培農家が使用していた時期もある畑である。作付けした品種はアンデスレッド。

B畑は隣が杉林で日当たりがやや悪、排水は良し、斜面の畑で土をとった跡があり上半分が砂や礫で下半分が黒土、草は下側がギシギシ、上側はあまり生えない。私が使う前は管理していた人が年に5.6回トラクターで耕していたようだ、農薬・肥料を使っていないという点ではよい畑ではあるがトラクターの耕しすぎと表面の土の採取で畑が好ましくない状態、1年目の作付けで予想以上に痩せているを分かった、野菜の種を蒔いてもまともに育たない状態だった。作付けした品種はメークイン。

 木村秋則式自然栽培では連作が推奨されている、理由は連作すると野菜が土を覚えて収量・味・病気への耐性などが向上するからである。実践してみてもその通りだと思う。ただB畑の様な痩せてしまった畑ではそれを実感するには時間が随分とかかるだろう。私の住んでいる青森県五戸町は長芋やニンニクなど高収益の作物があり後継者不足こそ言われているが良い畑自体は全く余っておらずむしろ不足している感さえある。私のように親が農家じゃない新規就農者にはその点が厳しい、なんとか借りられた畑は一般の農家が使わない条件の悪いB畑の様な畑が多い。2019年で本格的に農業に移行して6年目になるが始めたあたりに借りられた畑はB畑まではいかないがそれでも好ましい状態ではない畑か、ずっと稲作をしていない田んぼのどちらかだった。収量が上がらないのはジャガイモが畑に慣れていないからだと思っていたが、2年前から使っているA畑を見てそれまでの畑が痩せていると分かった。A畑のアンデスレッドという品種はそれまで3年ほど植えていて特に目立つ品種でもなかったがA畑に合っていたのかよく育った。A畑はオオブタクサという成長する速度がとても早く3~4mにもなる非常に厄介者な草が生えていたがオオブタクサに覆われてしまって他の品種がだめっだった時でもある程度ではあるが結果が出た、2018年はオオブタクサに気を付けて管理をしたらそれまでで一番の収量で、最もよく育った部分を10aの計算に直すと1000kgぐらいまでなってた。近接している畑でもA畑ほどではなかったが似たような結果だった。

 このようなことから自然栽培における収量はほぼ畑の地力であるところが大きいそれに比べれば人の力は小さい、痩せた畑をいくら雑草をとったところで結果には結びつかない。もちろん人の力が無力だということではなく小さい力で長年の積み重ねが必要ということである。

 木村秋則さんの畑を研究している弘前大学の杉山教授が木村秋則さんが監修している自然栽培という名前の季刊誌で概ね同じようね研究結果を書いていた。そのまとめでは杉山教授は新規就農者が新しく畑を使う場合は痩せていることが多いから堆肥を入れたほうが良いと書いていた(記憶違いだったらごめんなさい)。やはり色々調べた結果痩せた畑では収量が上がるまでに時間がかかるので現実に生活するために堆肥をいれて収量を確保するほうが良いと判断したのだろう。ちなみにではあるが有名なMOA自然農法でも最初のうちは堆肥を結構入れるのをすすめていた(昭和62年発行無肥料・無農薬のMOA自然農法)。

 ここまでは痩せた畑は大変だということばかり書いてきたが良い畑がどうなるかということも書いていく。良い畑を自然栽培農家が10年、20年と使い続けていくとどうなるのか?こちらは情報が少ないが、青森県で30年やっている方と鹿児島で20年やっている方が同じことを言っていたので紹介しておく。

 

 収量は普通の栽培と同じくらいある

これを最初に聞いたときは正直驚いた。木村さんは米の収量は普通の栽培と同じ位とれるよ(10俵約600kg)でも7,8俵とれれば十分だよと時々話していたが畑作の作物の収量がどれくらいとれるかはまだ聞いたことがない。まぁりんご農家だからなんでもわかるわけでもないしね。なのでどこまでとれるようになるか疑問ではあって8割くらいまでとれるかなとは思っていた、逆に言うとそれくらい肥料の力はすごい。長年自然栽培をやればじゃがいもなら1反あたり2000kgとれる計算になる。今使っている良い畑が500kgなのでその4倍と考えると畑の畝からじゃがいもがあふれてしまう(笑)

 

 去年突然気づいたことだが、時間をかけて物事を行ってきたことがどれほど大変で素晴らしいことか。普通栽培を親子何代もかけてやって畑を守ってきたことはもちろん素晴らしいが、インターネットが発達する前の情報が限られた時代から何十年とやってきた自然栽培農家の方々に敬意を表します。