ある日ミッポが

 

「何だこれ?」と、私の言い方そっくりに言いながら

 

つまんだ物は、髪の毛一本。

 

床に落ちていたのを拾ったらしい。

 

どうみても私の髪の毛。

 

 

「それは、マミィの髪の毛だね」というと

 

「髪の毛?」といい、くちゃくちゃ食べはじめたので

 

「髪の毛は食べる物じゃないんだよ」と言い、取り上げてゴミ箱に捨てた。

 

 

それ以来、髪の毛に興味をもったようで

 

夜の寝かしつけで、部屋を暗くしたら

 

眠くない日はお暇らしく、私の髪を触って頭を撫でてくるようになった。

 

そして、暗闇でくちゃくちゃ言ってるので触ってみると

 

私の髪の毛を口に入れて噛んでいる、ホラーっぷり。

 

 

なので、昨夜は自分の髪を三つ編みにしてから、寝かしつけをした。

 

すると暗闇の中、髪の毛を求めてやってきたが

 

髪の毛がないとわかると、耳の上あたりの

 

短くて三つ編みができない、後れ毛系の髪の部分を触り始めた。

 

そして、くちゃくちゃと音を立てて食べ始めたので

 

頭を左右に振って抵抗すると

 

今度は、口を開けてこめかみにくっつけてきて

 

ベロベロ舐め始める始末。

 

なんかもうおかしくなってきて、暗闇でふふふふふふっと

 

笑ったら、ミッポは私を笑わせた事が嬉しかったらしく

 

逃げても逃げてもベロベロベロベロと舐めてきて

 

私の顔がヨダレだらけ。。。。

 

髪の毛の何が、一体ミッポをこんなにも魅了するのだろうか。