子どもと接するときに重要なこと
子育てをするときに最も重要なことは、子どもの方があなたより優れているということを理解しているかどうかです。
子どもは知識がなく劣っていると大人たちはよく考えますが、本能と直感に優れ記憶力と適応力は大人など比ではありません。
大人たちが十年修業しても出来ないことを、子どもたちは一年で身に着けてしまい、言語も書くことさえ知らなくても理解してしまいます。
大人たちとはもはやレベルが違うのです。
ですから、子どもは基本的に自然に育てていくことが重要で、大人が介入すればするほどヘボい大人に育っていきます。
あなたが子どもを育てるのではなく、あなたが子どもに育てられてもらっているという意識が重要です。
では本質的な親の務めとはなんでしょうか。
それは下手な親の常識や体裁や知識を押し付けることではありません。
知識ではないものを伝えて実感させていくことこそが重要なのです。
よく質問されますが、私の子どもが友達と一緒にいるとき、お菓子を食べていたりジャンクを食べていて欲しがったりしませんか?と聞かれます。
残念ながらというかうちの子は欲しがらないようです。
なんか私のことをうかがってか「○○ちゃん、毒食べてたよ」と言ってくるときもありますが、ちゃんと説明して私も食べないからかもしれません。
頭からダメというよりちゃんと説明すれば、大人より能力の高い子どもは本質的に理解するものです。
そして、結局うちの子は社会毒以外のものはなんでも美味しそうに食べています。
問題はいつも本音で接すること、けんかしてもいいから自分の本心を告げること、そしてまた自分の意見をぶつけたら、結論は子どもの意思に任せることです。
子どもを信じて待つということは、どんな大人にとっても何を教えるよりも大切なことだということは忘れてはいけません。
ちなみに「子供」という言葉はできるだけ使わないでくださいね。
そして子育てに悩んだら「子育ち」という言葉を思い出し、以下のことを思い出してみましょう。
いつも子どもにありがとうと言いましょう。
いつも子どもにごめんなさいと言いましょう。
いつも子どもを抱っこしたりハグしましょう。
いつも子どもの前では真実の姿でいましょう。
いつも子どものことを見守っていましょう。
いつも子どもに信賞必罰の姿でのぞみましょう。
いつも子どもに本当の歴史を伝えましょう。
いつも子どもと会話するようにしましょう。
いつも子どもとともに遊ぶようにしましょう。
いつも子どもに愛していると伝えましょう。
内海聡さんより転載