有名メーカーから100均まで、アルカリ電池を放電してみました。
・Panasonic エボルタ
・SONY STAMINAX （スタミナエックス）
・富士通 僕はスマホ充電用の乾電池です！
・maxell ボルテージ
・PAIRDEER （ペアディアー） ALKALINE （100円ショップ、セリアPB） 6本入り
・Gigamax （ギガマックス） premium （100円ショップ、ダイソー） 4本入り
（前々からダイソーにあったGigamax がモデルチェンジしたらしく、premium になっていました）
・SuperPower （100円ショップ、ダイソー） 6本入り
・Panasonic アルカリ
・DURACELL （デュラセル） ALKALINE
ついでにニッケル水素電池のeneloop pro も放電してみました。
（グラフ） 22
大き目の負荷（大電流）だったため、エネループの高性能が目立つグラフとなりました。アルカリ電池は定格1.5V、ニッケル水素電池は定格1.2V ですが、乾電池と充電池では電圧の落ち方が全く違うことが判ります。（このeneloop pro は普段使っている古い物ですが、それでも圧倒的でした）
（一部拡大）
セリアのPAIRDEER が長持ちですね。他の電池が0.9V 前後になると一気にダウンする中、その先も一気に落ちることはなく、持続しています。しかも途中も決して低い電圧ではありません。
いろいろな面で、成績の良かったアルカリ電池を見ていきましょう。3位以上で入賞とすると・・・
【0.9V 以上を維持できた時間】
1位： PAIRDEER （セリア）
2位： Panasonic エボルタ
3位： maxell ボルテージ
【放電開始から1時間後の電圧】
1位： 富士通 僕はスマホ充電用の乾電池です！
2位： Panasonic エボルタ
3位： PAIRDEER （セリア）
【コストパフォーマンス】 （時間/1本あたりの価格）
1位： PAIRDEER （セリア）
2位： SuperPower （ダイソー）
3位： Gigamax premium （ダイソー）
このような結果でした。
セリアのPAIRDEER は全種目入賞、うち2種目で1位という快挙。僕はスマホ充電用.......も1位を獲得しました。二つとも、有名とは言えない銘柄ですが、メジャーな電池と比較しても遜色ない実力があるようです。
コストパフォーマンスについては、100均の電池が独占しました。価格差が非常に大きいため、どの電池を買うのが得かは、あまり悩まなくて良さそうですね。
なお、持続時間でワースト3となったPanasonic、DURACELL、SONY の電池ですが、このうちDURACELL のみ出所の怪しいはぐれ電池なので、参考程度にしておいてください。他の電池は全て、測定直前に開封した新品ですから、問題はないと思います。
（※ あくまでも一つの条件下での結果です。また、購入した電池の状態なども影響します）
→ 次の記事では、単1マンガン電池を放電しました。