幼い頃からの挙式に対する強い思い以外にも、育ってきた環境が結婚や結婚式に大きく影響するのを知ったの同時に、パートナーとの考え方の違いがあって当然ながらも、自分の熱が強い事がパートナーに理解、共感をしてもらえない事でした。と、同時に私も彼の考え方が理解できていないという事だったのですが。

教会での結婚式についての経緯があってから、

次の課題は、挙式会場併設の施設と、ウェディングプランナーを探す事というミッションに変わっていきました。

しかし結婚情報誌を見ても、リアリティーを感じないどころか、どれもこれも、同じに見えてしまって、どこに魅力があるのかさえわからなかったです。

そこで、訪れた１件目は、自分がゲストとして参加して、心地よく、サービスも、インテリアも快適に感じたＡという会場。

新年明けてすぐ来館予約を取りました。会場見学にそれほど時間を取られるとも思っていなかったので、１月７日（９日だったかな？）19時に予約を取り見学を。

まず簡単にカウンセリングを受け、施設の中を見せていただき、料理のお話しなど、説明を受けるのですが、ピンと来ない。だけど何がピンと来ないのかが分からない。プランナーさんにいかがですか？　と聞かれても、「はぁ、可愛い施設ですね。」としか言えない。可愛い会場、パキパキと接客するプランナーさん、空き日程や、今後の契約の話までしてくれます。

まず、希望時期に空いていない。それは人気会場なので、仕方ないと思いつつ、提示された日程は仏滅。私達が気にしなくても、親族は気にするかも知れない。こちらの判断で今の段階で決める訳にはいかない。　

会場は、個性的で、モダンで、インテリア畑の私も、美容畑の彼のゲストもきっと気に入ってくれる。強いて言うのなら、チャペルが、とても小さい。教会をイメージして私にはそう感じたけど、狭いからこそ温かみのあるチャペルではありました。

料理は、美味しいのは、ゲストとして参加しているのでわかっていたので、それには不安はありませんでした。

初期見積もりは、予算より若干高めでした。それも、頑張れば出せる程度の金額。

契約について説明を受け、仮予約と言うシステムが無いので、今日の判断が本契約になる。そして、本契約には内金が20万円必要になる。初回見学での決定だと初回見学特典として、総額から2５万円のお値引き特典があります。　　「ただし本日の限りのご判断になります。」と。

総合的には、気に入っているけれど、初めの会場見学で１件目で決めるのはいかがなのだろうか・・・でも25万円は大きな魅力。そして、そもそも内金になる費用を持ってきていない。（当時はカード決済ができなかった。）

と言う話をすると、プランナーさんは、会場を出てほど近い所にセブンイレブンがあり、そのATMをご利用できますよ。とぺろっとマップを書きながら普通に言う！　これには少し驚いた。

「この子、頑張ってセールスしているんだろうな。この提案も、会社から言わされているんだろうな・・・」と、会社の組織や、社員の教育に関してが気になって、少し可哀想になってしまいました。　なんだか会社の体制が見えてしまって、この時点で魅力が半減していきました。　

もし迷われているのなら、もう一度会場見て見ますか？と言うご提案。ありがたくそうさせて頂きました。

それにしても、何が気に入らないのだろう・・・と考えていたら自分なりの答えは見えてきた。　

１）即決するには、日が悪い。

２）大切な一日の為の会場なのだから、比較検討熟慮したい。

３）予算からどのくらい膨らんで行くのか想像もつかない。

４）・・・・・でも、25万円の割引って魅力的すぎる。

そうやって、会場を再見学したり、2人のやりたいウェディング像を雑談をしているうちに、時間は23時半が近くなっていました。でもどうやっても、すぐには結論出せない。これは伝えなくてはな・・・って思っていたら、一番粘り強かったプランナーさんが、「一番のネックはなんですか？何をしたらお決めいただけますか？」と言う言葉。私たちは、正直顎が外れるかと思ったそこで気付かされたのです。私たちの違和感は、プランナーでも商品でもなく、数字責任と成約率を感じ取らせてしまうような、そのようなスタイルの契約・経営方針だったのです。（１年近い先の仮予約が無いとかね。）

「私たちは、慎重に一生に一度の場所を探したいのです。ご提案はありがたいですが、即決はできません。あなたがが一生懸命対応して下さった事には感謝しますが、こんな時間まで仕事をさせたり、即決を求めて接客をする会社の考え方が一番違和感を感じる所です。」とお伝えしました。そして「終電なくなるので、失礼しても良いですか？」と。

私たちもサービス業でもあり、更に部下をトレーニングするマネージメント側の考えを持っていたので、その点が最初っから違和感だったのでしょう。顧客ファーストでは無くて、売り上げファーストになっている現状に落胆しました。結婚式なのなに、それお客さんに感じさせちゃダメでしょうー（心の声）

今でこそ、即日契約やほぼ軟禁状態の新規接客は消費者庁から警告がでるほどですが、12年前からあった事ですね。

新規接客のプランナーさんだった彼女は、まだブライダルのお仕事しているのかな？あの状況だと、それは難しいだろうな・・・。あの日、彼女はちゃんと帰れたのだろうか・・・今でも少し気になります。

※写真は、本文とは関係ありません。

About My Wedding: 会場選び、結婚式場編その１