風鈴の音が心地よく響き渡る、古びた書店の奥まった一角。

 
少年、アランは、埃をかぶった古地図を手に、息を呑んでいた。
それは、彼の祖父から譲り受けた、この世界で最も古い地図の一つだという。

 

地図には、黄金に輝く宝石が描かれていた。

その宝石は、かつてこの世界に平和をもたらしたと伝えられる、伝説の宝石だという。しかし、その宝石は、長い年月をかけて人々の記憶から消え去り、その在り処を知る者は誰もいなくなってしまった。

 

アランは、この地図に導かれ、失われた宝石を探す旅に出る決意をする。

彼の相棒は、賢く好奇心旺盛な小動物、モモンガのモモ。

二人は、古びた地図を頼りに、未知の世界へと足を踏み出す。

 

旅の途中、アランたちは、様々な困難に直面する。

険しい山脈を越え、深い森を抜け、荒れ果てた砂漠をさまよう。

道中では、不思議な生き物たちとの出会いもあり、時には命の危険にさらされることもあった。

 

しかし、アランは決して諦めなかった。

地図に記された手がかりを頼りに、彼は一歩一歩、目的地へと近づいていく。

 

ある日、二人は、地図に描かれたような、見覚えのある風景にたどり着いた。

それは、かつて栄華を誇った古代都市の遺跡だった。

遺跡の中は、暗く湿気が多く、いたるところに崩れかけた石柱が立っていた。

 

「きっと、石はここにあるはずだ!」

 

アランは、そう確信し、遺跡の中を探索し始める。

そして、ついに、彼は目的の部屋にたどり着いた。

部屋の中央には、大きな石棺が置かれていた。

 

石棺を開けると、そこには、美しい光を放つ宝石が収められていた。

それは、地図に描かれていた宝石そのものだった。

 

アランは、宝石を手に取り、その輝きに心を奪われた。

彼は、この宝石が再び世界に平和をもたらすことを確信していた。

 

しかし、そのとき、突然、地鳴りが起こり、遺跡が崩れ始めた。アランとモモは、必死に外へと逃げ出す。

 

なんとか遺跡から脱出した二人は、息も絶え絶えだった。

しかし、アランの手には、まだ宝石が握られていた。

 

アランは、この宝石を、世界中に知らしめたいと思った。

そして、この宝石の力で、人々を笑顔にすることができると信じていた。

 

それから、アランとモモは、再び旅に出る。

彼らは、宝石の力を借りて、世界中を巡り、人々を笑顔にする。

 

そして、いつの日か、この宝石が、伝説の宝石として再び語り継がれることを願っていた。