我が家の水槽には、ミナミヌマエビに混じって、1匹だけレットビーシュリンプがいます。
しかもまだ稚エビです。
何故か。
それは、水草を買ったときに、紛れこんで来ちゃったから。
まさか水草にレットビーが付いているとは…!
気付かずに、水草を水道水でジャージャー洗って、トレイの上にポイ!
一旦水槽のランプアイちゃんたちを別水槽に移して、
『よ~し、新しい水草植えるかぁ!』
『…!?』
『何か動いてる…エビ??稚エビ???』
『でも…ヤマトヌマエビだったら困るなぁ~』
『あれ…シマシマが見える…これ、レットビーじゃないか!!』
そう、よく見たら、レットビーシュリンプの稚エビちゃんでした。彼は、カルキ抜きしてない水道水でジャージャーやられたにもかかわらず、トレイに1センチくらい溜まった水の中を、スイスイ泳いでいたのです。
そのときの体長は6ミリ程度。
水合わせもしようにも、合わせる水もないので、水槽にドボン。
『さよなら、ビーちゃん。いつかまた、生きて会おう』
水質の変化に敏感なはずのエビちゃん。しかもまだ6ミリくらいの稚エビちゃん。
ショック死したり、他の奴らに襲われちゃうかもしれない…
ヒューマンプリンは、これが今生の別れになるかも知れないと覚悟しつつ、ビーちゃんを水槽に放ちました。
しかし!!!
彼は強かった。
食欲旺盛なランプアイちゃんたちに、つーん、と突かれながらも、硬い殻に守られて、彼は見事に水槽に順応していました。
あれから二週間ほど経ち、ビーちゃんは体長12ミリほどに。
今では、ミナミヌマエビにも負けずに、エビの餌に群がっています。
なんて逞しいんだ…!!
そして今でもビーちゃんは、迂闊にも水面近くまで泳いでいって、ランプアイちゃんに、つーん、とやられています。
きっと美味しそうに見えるんですね。
だから、脱皮の時には絶対に流木から出て来ません。たまに行方不明になります。
死んじゃったのかと思うと、ひょっこり姿を現します。
不思議な縁で我が家にやってきたビーちゃん、いつまでも元気でいてね
