もう7年くらい中野区に住んでいる、あと1ヶ月でこの街ともお別れだ。思えば何で中野に住んだのかわからない。中野って街が格別好きなわけでもない。ただ、何となく住んでいたって感じがする。何となく生きているように、何となく住んでいたみたいだ。中野のブロードウェイの某喫茶店で不愉快な思いをしたことや、まんだらけで生活費に困って雑誌を売ったことは、全く良い思いでには、ならないだろう。某政党の期日前投票のお願いを焼き肉屋で集団で囲まれたことも、良い思い出には、勿論ならない。警察官が家に来るという騒動も、良い思い出にはならない。良い思い出が、あまりない、7年間だった。自殺未遂計2回だった。7年間で俺は、随分と世間化してしまったし、常識も身につけてしまったし、大人になってしまったのかなと思う。大人になってしまったのは、心の汚い人間に成り下がったってこと。偽善者になったってこと。二枚舌を使い分ける人になったってこと。中卒の話を聞かない人になったってこと。土方と一緒に飯を食わない人になったってこと。女を濡れる機械だと思うような人になったってこと。乞食を見て笑う人になったってこと。最低の屑になってしまったんだ、自称盗聴バスターズなんだ。11月からは、足立っ子として自転車駐輪所のスロープを折る活動を精力的に行おうと思うんだ。