今日は木曜日。
痛子の大好きな深夜番組がやる日。
痛子は、毎週この番組のために
頑張っているといっても過言ではない。
でも
まだ時間があるから
くだらない昔話する。
昔の痛子は、フツーの女の子だった。
いじめっ子でもなかったし
いじめられっ子でもなかった。
「人の気持ちをよく考える、
笑顔が素敵でやさしい子ですよ。」
って、小学校の先生は
みんな言っていた。
みんながそう言うもんだから
痛子も、自分の笑顔は
みんなを幸せにする。
とかなんとか信じていた。
中学にはいって
友達がいっぱいできた。
痛子の回りにいる人は
みんな笑っていて、痛子も笑ってた。
でも、一番大好きだった
親友(?)だったHちゃんと
ケンカしてから友達がいなくなった。
痛子は調子にのり過ぎた。
Hちゃんがいなくても
大丈夫だと思ってた。
Hちゃんがいないほうが
もっと楽しいような気がした。
でも、実際はそうじゃなかった。
痛子から、どんどん離れていって
今の痛子にあたる。
今思えば、Hちゃんには
申し訳ないことをした。
Hちゃんに会いたい。
ちゃんと謝りたいし、
昔みたいにおしゃべりしたい。
もう無理だけど。
悲しいのに、へらへら笑って
バカみたいだった。
痛子はずーっとそうだ。
いい波にのると、いい方向に
向かおうとして無理する。
そして、一気に崩れ落ちる。
昔話はここでおしまい。
高校の話はまたいつか。
痛子はまだ眠らない。
眠いけどね。