待合室脇の通路を横切る。
偶然女子高校生の会話が耳に入る。
女子高生A子 「K子の彼氏って○○高校のサッカー部らしいよ」
女子高生B子 「え!嘘でしょ!?めっちゃヤバイんだけど」
女子高生B子 「っていうか私今月すでに(携帯)通信制限なんだけど」
女子高生A子 「え!嘘でしょ!?めっちゃヤバイんだけど」
果たして・・
イマドキの女子高生に〝ヤバくない〟ことはあるのだろうか・・。
彼女たちは起床から就寝に至るまでの間、この「え!嘘でしょ!?めっちゃヤバイんだけど」を無限ループ地獄のように繰り返すのだ。いや、動もすると寝言でもループの可能性がある。
きっと・・
彼女たちにしてみれば、コンビニの店員がイケメンだろうとブサイクだろうと〝ヤバイ〟ことに変わりはないのだ。動物園の檻からライオンが逃げ出したヤバさと、美容室からハゲ散らかしたオッサンが出てきたヤバさの相対比率における危険度とテンションに差はないのだろう。ときにはパワーアップして、そこそこ凄惨な事件のニュースを観て「・・・ヤバイんだけど、ウケる~」という〝感性の向こう側〟に行ってしまう娘もいる。
僕はある程度のリアクションに期待も込めて彼女(B子)に話をした。
僕 「骨には異常ないけど、靱帯を痛めてるね。月末の新人戦(バドミントン)は無理だなぁ」
(どうだ、ヤバイだろ?間違いなく通信制限よりヤバイよな?お決まりのリアクションだよな?あー言ってやるよ、僕は言ってやるとも。「嘘じゃないよ!骨はヤバくないけど靱帯はヤバイよ!」とね( ´Д`)y━・~~)
B子 「あ、練習休めてちょうど良いです♪なんなら年内練習休めるように診断書に書いてください」
え!嘘でしょ!?めっちゃヤバイんだけど・・。
なんなの・・このドライ感・・(-"-;A
仕事を終えた僕は・・本屋に直行した。
