現役看護師/心理カウンセラー・心理的ライフコーチングを提案

現役看護師/心理カウンセラー・心理的ライフコーチングを提案

カウンセリング・コーチング
日々の精神的なストレスを小さなうちに解消できるお手伝いをしています。

前向きで幸せな日常生活を送れるような、心理学的視点で書いています。

Amebaでブログを始めよう!

自傷行為・PTSDに苦しむ若者たち

 

 

 

 

最近かわいい後輩が生死をさまよったという事を聞きました。

もともと彼女と2年近く交際していました。中距離恋愛なので頻回にあっていたわけではありませんでしたが、意気投合して入籍し、彼女は相手の家で生活するようになりました。

 

もともとはお酒の飲めない旦那でしたが、徐々に量が増え,何かにつけて、暴力や、暴言があった。階段から突き落とされたこともあったという。

カッターで切り付けられたり、物を投げつけられ、体中には傷がある。

 

精神的にも追い詰められ、「自分が悪いことをしたんだ。相手を怒らせてしまった自分が悪いんだ。」と相当なけがをしない限り病院へはいかず、救急で搬送されたときにも、自分で階段から落ち、たまたま手に持っていた空き瓶が割れて体中に刺さったと偽証した。

 

image

 

怒らせるから。と恐怖のあまり自分がされている事を素直に他人に話すことが出来なかった。家族も離れているため、本人が離婚の相談をするまで知らなかった。

 

若い彼女はどんどん闇に一人きりになっていってしまった。一時体重が20Kg台まで減ったという。

 

その後弁護士も介入の元無事に離婚が成立した。

 

実家に帰り、心身ともに回復し、仕事も行えるよういなったが、今でもその時の事がフラッシュバックするという。

 

意識をなくしその場に倒れたり、記憶がなくなる。

その時の自分を思い出し、現在のありがたい生活に自己嫌悪感を感じてしまう。そして、私は悪い人間だ。と再度思い込んでしまいました。

 

結果彼女はあることをきっかけにしてまた強いフラッシュバックの状態で、記憶がないまま叫びだし、マンションのベランダに走り出しました。

 

家族によって止められましたが、しばらく腕には制止されたときに付いたあざがあり、彼女はそれを見るたびに、「なんて迷惑な女なんだ。こんなに恵まれた環境で生活しているのに。」と感じてしまうということです。

そして彼女は一人でいさせてほしいと話し、洗面所にあったカミソリでいくつもある傷の上から20センチほどの深い切傷をつくった。

 

家族の精神的、身体的支援と、少しずつ行動範囲を広げていき、パニックにならないようになってきた。と話してはいるが、今もガラスののハートで、いつ壊れてもおかしくない状態です。

 

まだまだ若い彼女なので、少しでも力になりたいと思いますが、優しいご家族の力が彼女を復活させてくれることを祈っています。

 

image

 

私が出来ることは、時々話を聞いて、「一人で死んだら駄目だよ。」と諭すこと・・・。そのことくらいなんです。