みなさんは、メンデルの形質をご存じだろうか。
いや、聞かずとも、高校の生物を学習した方ならば、知らない方がおかしい。
親の形質は、子に遺伝するという、あれだ。乗り換えの話もあるが、おいておこう。
兎にも角にも、遺伝というのがあるからこそ、親と子は似るのである。
これには環境の影響もあると言われている。
父性と母性、その両方を受けることで、子は子として育ち、獲得していく。
では、父性だけ、母性だけを注げば、子はどうなるのだろうか。
国連は7日、同性婚をしている事務局職員に対し、異性婚の場合とほぼ同じ待遇を保障すると発表した。結婚した国で同性婚が法的に認められていれば、異性婚とほぼ同じ条件で、保険制度などを適用する。
この日の定例記者会見でハク次席報道官が発表した。
ハク氏によると、潘基文事務総長が全ての事務局職員(約4万3千人)に今回の待遇改善を通知。
潘氏は「人権尊重は国連の使命の中核」とし、「私は全職員のさらなる平等な待遇を支持する」とし、同性愛者への嫌悪や差別を拒絶するよう職員に呼びかけた。
国連や職員団体によると、これまでは、職員が国籍を持つ国が法的に同性婚を認めていない場合、その職員が同性婚をしても、配偶者が健康保険に加入できず、配偶者としてのビザも取れないなどの差別があった。
今回の待遇改善を受けて、ゲイやレズビアンの職員の待遇改善を求めてきた職員団体「UN―GLOBE」は「長く放置されてきた課題の歴史的達成であり、完全な平等への一歩だ」とする声明を出した。
(朝日新聞デジタル 7月8日(火)ニューヨーク=春日芳晃)
最近、世界では、同性婚が認められるようになってきた。オランダを筆頭に、特に欧州で多い。
日本でも、同性婚を認めようとする動きはあるが、いまだに大きなムーブメントになってはいない。
生物学的に見れば、同性婚というのは、以外に自然界では行われていることである。
たとえば、クジラや、バッファローなど。アフリカゾウもオス同士でマウンティングすることも。
現在、1500種でそれらしい行動が見られ、500種には実証となる典拠が示されている。
しかし、これはあくまでも生物学的な観点から見た話だ。
では、人間の文化学として、人類文化学的に見た場合は、どうだろうか。
決して、差別する気はないが、マイノリティーであるのは間違いないだろう。
私も、正直なところ、理解できない。愛に性別は関係ないとは言うが、果たして。
私は、人類文化学の観点に立って話すことしかできない。
だから、このようにして、各国で同性婚を認める風潮があることは、いけないことだと思っている。
差別だから、ではない。そもそも文化として、男と女の二つの性があるから、人類は成り立つ。
その大前提を、私には、どうしても崩せないのだ。
日本では、これを遅れている。と評する専門家も多い。
だが、社会的な観点として、マイナーなものに対して、権利を認めるというのは、正解だろうか。
誤答ではないかと聞けないのは、彼らのありようを否定できないからである。
歩み寄りは、なかなかに難しい。男女の境界の距離は、アルタイルとベガより遠そうだ。