「俺の人生は挫折の連続なんです。
でもそこからはい上がろうとして、
未知の世界を知ることもある。」

本田圭佑というフットボーラーは
ぼくらの常識にあてはまらない
彼の描く夢は大きすぎるから
ワールドカップ優勝も世界平和の実現も
恵まれない全世界すべての子供を救うという
尊く素晴らしい夢さえも心無い人たちの反感を買う
フットボーラーとしての姿も常に進化してきた
鈍重で走らないけど強烈な左脚を持つ司令塔という
星稜高校時代の姿はもはやない
結果のみを最優先させたオランダでは
MFとしては異能すぎる得点能力を開花させ

南アフリカW杯ではワントップで結果を出し
最も得意とするトップ下で無残に敗れ去った
失意のブラジルW杯の後は右ウイングに挑む

4-2-3-1の右の攻撃的MFと4-3-3の右ウイングは
根本的に役割も必要とされる資質も異なる
トップ下とワントップと連携が取れる
4-2-3-1の右は速さがなくても他の能力でカバーできるが
独力での突破とフリーランニグの質と量が要求される
4-3-3の右ウイングは速さこそ最も重要な能力で
スピードの無い本田には無謀ともいえるポジションだが
まるで新しいおもちゃを与えられた子供のように
ミランでもアギーレのチームでもハリルのチームでも
本田は必死に右ウイングでもがき続けた
最後のワールドカップではトップ下のサブとして
おそらく最も能力を発揮できる居場所において
1得点・1アシストという答えを出した

サッカー後進国のカンボジアがどのように
変わっていけるのかわからないが
本田圭佑の夢と挑戦には限界がないのだろう
4年後、カンボジアが強くなっていてもぼくは驚かない

