中学受験　うまくいかない10の要因（６〜10編）

中学受験ママコーチ　美月ゆりです。

先日の夜桜見物、

15人が集まりました。

寒くなってきたので切り上げようと片付けだしたら、

神宮？の花火まで見れました。

得した気分♪

先日、
「中学受験　うまくいかない10の要因（１〜５編）」

について、お伝えしました。

10のうち半分の５つをお読みになって、
何をお感じになりましたか？

メールレターで反応が良かったので、
残りの５つについて、
お伝えしていきますね。

6　自己否定が強い

5のセルフイメージとも関係しますが、
完璧主義者の方にも多い傾向があります。

「～すべき」「～しなきゃ」と
自分で勝手にハードルを上げて、
できなかった時に自分責めをする。

それは、自分で自分を攻撃して、
エネルギーを奪うので、
かえってパフォーマンスを下げてしまいます。

私もかつてそうでした。

その時は苦しかったのですが、
その苦しみを自分で作り出していることに
気づいていませんでした。

大切なのはバランス。

「自分に厳しく」
「甘やかす、ラクをする」
のゼロ100ではなく、

「パフォーマンスの最大化」に
フォーカスします。

だって、望みを実現するために、
「どうしたら一番力がつくか」
こそが、一番大切なこと。

お子様がのびのびと力を伸ばしていくために、
「ちょうどのバランス」を早く見つけることが、
勉強を好きになるポイント、でもあります。

7　リスクが負えない

小心、臆病だと、チャレンジできません。
ですがこれは、慎重であるとも言えます。

慎重さは、ミスをしない、という点で
大切でもありますが、
これもその度合いによります。

どこまでが平気で、
どこからが踏み出せないのか。

そこをまず知って、
少しずつ平気な部分を拡大していく。

それができることがわかれば、
自信にもなりますし、
自分で力をつけていくことができるようになります。

自信がある程度つけば、
チャレンジしたくなり、
リスクに対する恐れは減ります。

チャレンジしたい＞リスクが怖い

となることで、
チャレンジのために力をつけていくので、
それが結果的にリスクを減らすことにもつながります。

8　欲がありすぎて選べない

欲は行動のエネルギーとなります。

ですが、欲が大きすぎると、
迷いが生じ、優柔不断となり、
かえって行動できなくなります。
（これもバランス、ですね）

行動できなければ、
結果は手に入りません。

そして、選択と決断ができなければ、
行動はできません。

結果、何も手に入らない。

何かを選べば、
何かを捨てなければならない。

そう、テストの選択肢のように。

ただ、人生とテストの違いは、
「自分で選んだものすべて」
が正解です。

一見、間違えたように思うことも、
その時には気づくために必要なサイン。

気づけば修正できるので、
本来の道に戻すことはできます。
そして、それこそが未来に必要な経験であることも。

だから、まずはどれか一つを真剣に選ぶ！
すべてはそこから始まります。

そして、人任せにはしない。
自分で選び、自分で責任を負う。
だからこそ「正解」＝「幸せ」となります。

9　忍耐がない

「我慢」ではありません。
「忍耐」です。

両者の違いは何でしょう？

聞かれると、
意外と答えられなかったりしますよね。
ちょっと考えてみてくださいね。

ちなみに、
仏教では、「我慢」は煩悩（マイナス評価）、
「忍耐」は徳（プラス評価）の１つとして
捉えられています。

私は、
「物事の受け止め方の違い」
と考えています。

「我慢」は物事を受け身、受動的に受け止める。
一方、「忍耐」は物事を能動的に受け止める。

例えば、理不尽な目に遭った時。

「我慢」は「自分の本意ではないのに」と、
消極的な受け止め方をして受け入れる姿勢。
だから、被害者意識を持ちやすいです。

「忍耐」は「自分の成長のため」
「目的を成し遂げるため」と、
前向きに受け止め、受け入れ、
自分の成長に繋げていきます。

消極的であれば、
そこにネガティブなエネルギーが生まれますが、
前向きつまりポジティブであれば、
力に変えていけます。

だから、「我慢強い人」ではなく、
「忍耐力のある人」の方が、
最終的な成長は大きく、
人間的にも優れた人になります。

私も息子たちに、
「忍耐力のある人」になってほしいし、
私自身もそうなろうと思います。

10　視野が狭いので長期的なことが考えられない

何か問題が起こった時、
フォーカスすべきは、
「事実」。

そして、「目的」。

問題が起こると、それを受けて
「感情」が生まれるので、
そちらのエネルギーに巻き込まれてしまいがち。

ですが、「目的」を達成することを考えるならば、
出来事の「事実」にフォーカスし、
淡々と対応する。

それができるのが、
「大人脳」です。

感情に飲み込まれてしまうのは、
「子供脳」が先に反応しているから。

でも、単純に「子供脳＝悪」ではありません。

問題を起こす子供脳を、
大人脳に成長させていくだけ。

そう、子育てと同じです。

私もまだまだ子供脳、あります。
大人脳に育み中です笑

大人脳になって視野を広げることで、
視点が変わり、
出すエネルギーやその方向性、質も変わります。

それによって、
得られる成果も大きくなるからです。

そして、「自分で自分の人生を創る面白さ」を
味わっていく。
お子様に、そんな力を身につけてほしいと思いませんか？

これらの10の要因を、
中学受験を迎える前に意識的に向き合うことで、
中学受験での成果を得ることができます。

が、それ以上に、
お子様の今後の生きる力となることの方が、
私は大きな魅力だと思うのです。

そして。
実は、「お子様に身につけてほしい」なら。

まずはお母様ご自身に、
この10の要因を、
振り返っていただきたいのです。

というのも、
お子様はお母様の深層意識の鏡。

現在のお子様の姿は、
お母様の無意識を

映し出しているだけなのです。

お子様に問題を感じていてもいなくても、
より進化してほしいと願っているならば。

お母様ご自身の意識に変化を起こすことで、
お母様ご自身も進化され、
気がつけばお子様も進化している、といった、
一石二鳥＋αなことが起こります。

お子様の成長に、直接的に関われるのは、
小学校卒業まで。

中学以降は、小学校までに身につけた力で、
お子様が自分で切り開いていくのを、
少し距離を開けて見守るスタンスが求められます。

もちろん、危なっかしい場合の方が多いです。

でも、人間、一番力がつくのは実践。
「お子様が一人でできる力を身につける」ことが、
子育ての最終的な目的。

失敗も、怖いです。

失敗はうまく行かない方法を見つけるもの、と

頭ではわかっていても。
見守るのには勇気がいるなあと思います。
そして、失敗した時に寄り添う時はやはり苦しいです。

ですが、
親が自分の怖さや苦しみを味わいたくないがために、
お子様の「失敗＝学びの機会」を奪う権利は、
ないのです。

お子様に本当に贈るべきは、
必要なのは、
「困難・逆境の時に立ち直る力」だから。

そうは言っても、
できれば失敗は避けたいですよね。

だからこそ、