リスクを軽視し、対策を講じることができないことを承知で、次から次へと大規模工事が強行されていく。リニア新幹線、新幹線延伸、原発再稼働、軍事基地建設などなど。

 5月3日、京都駅で“不審物騒ぎ”があった。リュックに“四塩化一黄酸”と書かれていたため、在来線が一時運転見合わせとなり、大混乱したという。リュックは忘れ物で中には衣類と軍手が入っていた。「四塩化一黄酸」はヨットの名前だという。ヨットメンバーの一人、完岡市雄(ししおかいちお)の名前から「四塩化一黄酸」と名づけたという。車内に忘れ物をしないようにしたいものである。

 今日、私は映画館(シネコン)のトイレ(大便用)で不審物(?)を見つけた。何やらスマホのようであった。普通のサイズより大きく、重かった。財布ではないと思った。まだズボンを下す前だった。スタッフに渡そうと思ってトイレの個室をでた。私が出た後、誰かが使用したら困るなと思ったが、とりあえずスタッフに手渡した。そしてゆっくり大便をした。大便を終了した後、スタッフにスマホだった?と訊いた。スタッフは「そのようですね」と答えた。まだ忘れ物の所有者は来ていないようだった。そらく忘れ物はスタッフから事務室に届けられたようだった。

 さて私の行動は正しかったのだろうか? スマホだろうと決めつけたが、時限爆弾かもしれないではないか。スタッフに手渡すのではなく、スタッフにトイレまで来てもらって確認すべきだったのではないか。一応スタッフは私の後についてきて、不審物のあった場所を確認した。私の名前は訊かれなかった。もし爆発物などの危険物だった、私は容疑者として取り調べを受けていただろう。私はそのシネコンの会員でチケットはクレジットカードで購入している。私の見た映画の入場者は10名程度であった。その後、警察からのの音沙汰はない。